以前のブログで、国連が156ヵ国を対象に行った幸福度調査の結果である「世界幸福度ランキング」で、日本は54位だったことを取り上げました。
この調査は、電話やインタビューで聞いた回答だけではなく、人口当たりのGDPや健康寿命等も評価対象にしています。
この調査とは別に、日常生活の満足度について内閣府の調査結果がありますので、見てみましょう。
どのような調査なのでしょうか?
調査の概要は、
- 調査目的:国民の生活に関する意識等をとらえ、広く行政一般の基礎資料とする
- 調査対象:全国18歳以上の日本国籍を有する者 10,000人
- 調査時期:2018(平成30)年6月14日~7月1日
- 調査方法:調査員による個別面接聴取法
- 回収数(率):5,969人(59.7%)
となっています。
日本人は現在の生活にどれくらい満足?
現在の生活全体での満足度については、
- 満足している 12.2%
- まあ満足している 62.5%
- やや不満だ 19.5%
- 不満だ 4.8%
となっています。
満足している人が 74.7%、満足していない人が 24.3%ですので、4人のうち3人が現在の生活に満足しているようです。
通勤電車に乗っている人の表情や、街を歩いてる人たちを見ていて、どちらかというと何か不満を抱えているように見えます。
ですので、正直、思っていたよりも満足度が高いな、という印象です。
過去と比べてみても高いのでしょうか?
平成以降を見てみると、今年の結果を除いて最も満足度が高かったのは、2017(平成29)年6月調査で、満足と回答した人が 73.9%、満足していないと回答した人が 25.0%でした。
2年続けて、満足度の高さの記録を更新したのです。
平成以降で最も満足度が高くなっていることになります。
逆に満足度が低かったのが、2003(平成15)年6月調査で、満足と回答した人が 58.2%、満足していないと回答した人が 39.6%でした。
今後の見通しは?
今現在の生活の満足度は高いようですが、それでは今後の生活はどうなっていくと思っているのでしょうか?
今後の見通しについて、
- 良くなっていく 9.8%
- 同じようなもの 64.4%
- 悪くなっていく 23.7%
とのことです。
現在が非常に満足度の高い状態で、今後の見通しについても4人に3人は良くなる、あるいは同じくらいと答えていますので、満足度の高い状態がもっと続くと考えられます。
1日の生活を振り返りましょう!
満足度、幸福度を高めるためにはどうすればいいのでしょうか?
私が行っていることは、就寝前に、その日に起こった出来事の中で、楽しい思い出を思い浮かべることです。
そうすれば、就寝中にその出来事が脳にしっかりと記憶され、次の日の朝は気持ちよく起きることができます。
みなさんもぜひ、行ってみてください。
きっと、満足度の高い日常生活が送れるようになります。