日本人の幸福度は高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?

2018(平成30)年3月14日に国連が156ヵ国を対象に行った幸福度調査の結果である「世界幸福度ランキング」を発表しています。

前回の日本は51位でしたが、今回は何位でしょうか?

日本は54位!

日本は昨年より順位を3つ下げ、54位とのことです。

この調査は、各国で1,000人程度の人に「今の幸せは10点満点中何点か?」を電話やインタビューで聞いた回答、人口当たりのGDPや健康寿命等が評価対象になっているようです。

あくまで「主観」の調査とのことですので、各国の文化の影響も大きいようです。

この結果をみて、どうすれば幸福になれるのか、考えるために読んだ本が、ソニア・リュボミアスキー氏が書かれた『幸せがずっと続く12の行動習慣』(金井真弓訳、渡辺誠監修 日本実業出版社)です。

幸福とは?

著者は、幸福を「喜びや満足をもたらす経験と、充実して生きがいがあり、価値のある人生だと感じることを合わせた状態」と定義しています。青い鳥のように探したり、見つけたりするものではなく、あくまでも心の状態であるといいます。

幸福は自分自身の心の状態、主観の問題なのです。

それでは、何によって幸福は決定されるのでしょうか?

幸福を決定するものとは?

著者は、幸福を決定するのは、

  • 遺伝で決定づけられた設定値 50%
  • 生活環境          10%
  • 日々の意図的な行動     40%

と、述べられています。

遺伝は自分で変えられない、生活環境を変えるにしても、大変な割には効果は10%程度、となれば、日々の行動を変えること、それが最も幸福になるために重要なことであり、自分自身で今日からできることになります。

ずっと続く12の行動習慣とは?

あらためて書名をみてもらうと、ポイントは「ずっと続く」と「12の行動習慣」の2つあることがわかります。

書物の中では、「幸福度を高める12の行動習慣」と「40%の行動習慣が続く5つのコツ」にまとめられています。

詳細はじっくりと読んで味わっていただきたいと思います。

12の行動習慣の中で1つ目にあげられているのが、「感謝の気持ちを表す」です。

「感謝」とは?

著者によると、感謝とは、「物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値をおくもの」であると、述べられています。

私は、そんなに難しく考えなくてもいいのでは?と考えています。

小さいころから、ご飯を食べるときには「いただきます」、食べ終わると「ご馳走様でした」と言うように躾けられました。

その言葉は、自然、そして、食事を作ってくれた人に限らず、食卓にあるご飯ができるまでにかかわった多くの人々に対する感謝の気持ちを表した言葉です。

日々の食事のたびに意味をかみしめながら言葉を発する、このことが感謝を表し、幸福度を上げることにつながっていくのです。

日々の言葉や行動に目を向けることから、幸福は始まるのです。

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