家事の大変さを気づくことからパートナーとの良好な関係を目指そう!

男性のみなさん、女性のみなさん、家事は女性がするものと思っていませんか。

私は生まれてから実家暮らしが18年、その後大学進学から結婚するまで13年は一人暮らし、結婚後はパートナーと今まで24年余り一緒に暮らしていますが、ほとんど家事らしい家事を自慢するわけではありませんが、やっていません。

ゴミ出しと休日の風呂掃除ぐらいしかやっていません。料理は全くやっておらず、必要なときはスーパーでチンすれば食べられる冷凍食品やお弁当、お惣菜に頼っています。

本当にそれでいいのかな、と思って手に取った本が阿古真理氏が書かれた『家事が大変って気づきましたか?』です。

何故、私は家事をしないのだろう、家事をできないのだろう、と考えてみました。

結論として、現在50代半ばを迎えている私は、女性は家庭の中で家事をし、男性は外で働き稼ぐという「男女性別役割」を無意識のうちにもっているからではないかと、この著書を読んで思ってしまいました。

意識しているわけではありませんが、やはり残念ながら昭和世代と改めて思わざるを得ません。

今の若い世代は、どうのなのでしょうか。

国立社会保障・人口問題研究所が公表している「第16回出生動向基本調査結果の概要」には、第1子が3歳になるまでの夫の家事・育児の頻度の調査結果があります。

その調査結果によると、子供が3歳になるまでの間、夫が「ひんぱんに」または「日常的に」家事を行っている割合は、第1子が2005~09年に生まれた夫婦では、家事が41.0%、育児が54.5%となっています。

昭和世代の私から見ると驚きの数字です。

さらに、第1子が2015~18年に生まれた夫婦では、家事は48.8%、育児は64.4%に増加し、家事・育児ともに「ほとんどなかった」とする夫の割合は6.8%と1割を下回っているのです。

私は隔世の感を禁じえません。世の中、本当に変わったなと思います。もちろん良い方向にです。

若い人たちが変わっている中、定年を数年後に控えた私はこのままでいいのだろうか、と真剣に考えてしまいます。

作られた「男性らしさ」「女性らしさ」による「男女性別役割」から脱却することが、根本的な解決策でしょう。

しかしながら、50年余りの人生で身についていますので、すぐに簡単にできるとは思えません。

そこで最初の一歩として、料理を始めるとか、掃除をするとかといった家事をすることを始めてみようと思います。

特に著書の中で紹介されていた上田淳子さんが書かれた『ひとりでもできる子どもキッチン』を買って、料理を始めてみるのが良さそうです。

その他にもたくさんの本が紹介されていますので、少しずつ広げていきたいと思います。

みなさんも、家事の大変さを知って、パートナーとのより良い関係を目指しませんか。

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