2020年3月に卒業予定の就活生の5%、20人のうち1人は、早くも内定を確定しているという調査結果が公表されました。
調査結果を公表したのは、就職情報大手の株式会社ディスコです。
どのような調査なのでしょうか?
調査の概要は、
- 調査対象:2020年3月に卒業予定の大学3年生 ※理系は大学院修士課程1年生含む
- 回答者数:1,210人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2019(平成31)年1月1日~1月7日
- 調査対象:キャリタス就活2020学生モニター
となっています。
回答者の内訳は、文系男子 395人、文系女子 366人、理系男子 294人、理系女子 155人となっています。
1月1日時点で3割が採用選考を受け、5%が内定!
調査結果によると、2019(平成31)年1月1日時点で、採用選考を受験したという人が 29.3%、まだ受けていない人が 70.7%でした。
昨年の1月時点では、採用選考を受験した人は 20.3%、受けていない人が 79.7%でしたので、採用選考を受けた人は 9ポイント増えているようです。
内定を獲得した人は 4.7%、昨年の1月時点で内定を得ている人は 3.1%でした。
1年前よりも 1.6ポイント上回っています。
昨年の2月調査時点で内定を得ている人が 4.6%でしたので、昨年よりも採用選考が、1ヵ月程度早くなっていると思われます。
それでは、どのような企業から内定を得ているのでしょうか?
内定を得た人の7割がインターン企業から!
調査結果では、内定を得た人の約7割、68.4%がインターン企業から内定を得ています。
インターン企業以外から内定を獲得した人は31.6%、約3割ですので、インターンが採用選考に直結していると考えても間違いありません。
インターンが広がるにつれて、内定を早期に獲得できるようになってきていますが、企業の中には、大学1年生から応募を認めている企業もあります。
ユニクロを運営するファーストリテイリングの採用は?
今や日本を代表する企業といえるユニクロを運営するファーストリテイリングでは、通年採用を行っています。
一年中いつでも、しかも大学1年生から応募できるのです。
そして大学1年生の時に不合格になっても、大学2年生になれば再チャレンジできます。
2018(平成30)年3月受験で不合格になっても、2019(平成31)年3月には再受験できます。
毎年3月と9月に入社のタイミングがあるようですが、大学1年生や2年生で受験した場合は、そのまま入社するのではなく、3年間は最終面接を受けられるというユニクロパスポートが発行されます。
大学を卒業するタイミングで最終面接を受験して、合格すれば入社することになります。
ファーストリテイリングのように通年採用を行う企業は増えてくるでしょう。
そうなれば、じっくりと企業と向き合える時間が取れます。
その結果、もっとも自分と相性のあう企業と出会える可能性が高くなります。
以前のブログに取り上げた「相性の5軸」も参考にしていただき、積極的に自分と相性の良い企業を探しましょう。
それが、あなたの幸福につながります。