3月1日は政府主導による採用広報解禁日。
本来であれば、多くの就活生がエントリーし、イベントに集まる日です。
しかし今年は、新型コロナウイルスの流行があり、最大手のリクナビを運営するリクルートキャリアが3月中に予定していたイベント81件を中止、マイナビは3月1日~3月15日に予定していたイベントを中止しました。
パナソニックやシャープといった個別企業も説明会を中止、あるいはインターネットを活用したオンライン説明会に変更しています。
そのような状況の中で、以前のブログで取り上げた株式会社学情は大就職博というイベントを行っていました。
3月1日のグランフロントで開催のイベントは盛況
株式会社学情が3月1日に大阪駅に直結しているグランフロント大阪で開催した大就職博を覗いてみました。
新型コロナウイルスの流行が言われだしてから、まだまだ馴染んでいないリクルートスーツを着た就活生を見ませんでしたが、3月1日の大阪駅では久しぶりに就活生の集団を見ることができました。
グランフロントの会場はちょっとわかりにくいこともあり、大阪駅周辺ではスマホで場所を確認しながら、会場に向かっている就活生を本当に多く見ました。
状況が状況ですので、大阪駅で見かけた就活生も、会場付近で見かけた就活生も、みんなマスク姿でした。
新型コロナウイルスの感染防止を自己責任で行いながらのイベント参加ということでしょう。
出展している企業の採用担当者も、みんなマスク姿、イベントを運営する株式会社学情の社員の皆さんもマスク姿、マスクをしたスーツ姿の老若男女で会場は溢れかえっていました。
少し不気味さも感じましたが、昨年の大阪会場来場者数 3,600人を超えたかもわからないぐらい、本当に盛況の様子でした。
大阪会場では21社が出展取りやめ
産経新聞によると、大阪会場では21社が出展を取り止め、出展企業は76社になったと言います。
出展した企業は、様々な就活イベントが中止になり、どうしても就活生と出会える機会を逃したくない、と考えたのではないでしょうか。
出展を取りやめた企業は、無理に出展をしなくてもインターンや広報解禁前の広報活動を通じて母集団を集めることができていたり、Webによる会社説明会を通じて就活生とコンタクトを取れる見込みがある企業が多いのではないでしょうか。
そう考えると、もしかしたら出展を取り止めた企業は大企業、出展した企業は中堅、もしくは中小企業なのかもしれません。
まだ就活は始まったばかり。
企業との出会いはイベントだけではありません。
このような状況だからこそ、大学のキャリアセンターのような就職支援を有効に活用しましょう。
話を聞いてもらうだけでも気持が落ち着き、やるべきことが見えてきます。