2020年3月に卒業する学生の就活はどうなっているのでしょうか?
この2019(平成31)年3月に卒業する先輩たちとは大きく違うのでしょうか?
就職情報大手のディスコが、「キャリタス就活・学生モニター調査結果」を公表しています。
調査概要は?
ディスコが2018(平成30)年11月に行った調査の概要は、
- 調査対象:2020年3月に卒業予定の大学3年生 ※理系は大学院修士課程1年生含む
- 回答者数:1,207人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2018(平成30)年11月15日~11月26日
となっています。
なお、回答者の内訳は、文系男子 412人、文系女子 333人、理系男子 300人、理系女子 162人だったようです。
8割以上の就活生は就活を始めている!
調査結果によると、調査開始時点で就職活動が「自分の中ですでに始まっている」と回答したのは 85.8%でした。
1年前の2019年卒業生が 85.1%でしたので、ほぼ同じ割合だったようです。
就活スケジュールが大きく取り上げられた時期がありましたが、就活のスタートにはあまり大きな変化はなかったようです。
それでは、どのようなことを行えば、就活が始まったと思うのでしょうか?
就活のスタートはインターンシップと自己分析
就活生が「就活スタート」だと思うのは、
- インターンシップ情報を探す・応募する 21.1%
- 自己分析を始める 16.4%
- インターンシップに参加する 13.3%
- 就職情報サイトに会員登録する 12.8%
- 就職ガイダンスに参加する 10.7%
でした。
就職情報サイトに登録するのも、インターンシップの情報を探したり、応募することを目的としているはずです。
インターンシップが就活スタートと言えるのではないでしょうか。
11月の段階で、就活生のインターンシップ参加状況はどのようになっているのでしょうか?
インターンに就活生の86.2%が参加
調査時点で、就活生の86.2%がインターンシップに参加しているようです。
5年前の2015(平成26)年3月卒業生のインターンシップ参加率は56.9%です。
この5年間で30ポイントも増えているのです。
いかにインターンシップが広がってきたのか、よくわかります。
そのため、今ではインターンシップに参加したくても参加できない就活生が増えていると言われます。
企業の説明会に参加するよりも、インターンシップに参加する方が難しいのです。
なぜでしょうか?
受入れる企業から考えてみてください。
企業の説明会は一度にある程度の人数を集めてできます。
しかしインターンシップに一度に参加できる人数は限られてしまいます。
特に1日で終わるのではなく、3日間とか5日間といった日数を行うのであれば、受け入れることができる企業も大手企業に限られてしまいます。
インターンシップに参加するハードルは思っているよりも高いのです。
インターンシップに参加できないからと言って、それは仕方がない面もあります。
まだまだ就職活動はこれからです。
諦めることなく、しっかりと就活に頑張りましょう。
きっとよい思い出になります。