職場スカウト採用がスタートアップ企業から広がっています!

中途採用市場の活況が続く中、求める人材を採用するために、企業は職場スカウト採用という新しい手法を取り入れていることを、以前のブログで取り上げました。

職場スカウト採用とは、社員の人脈を活用した古くて新しい採用手法です。

どちらかというと歴史の長い大企業よりも、スタートアップ企業のほうが積極的に活用しているようです。

スタートアップ企業とは、どのような企業?

ところで、スタートアップ企業というのはどのような企業のことを言うのでしょうか?

英語の「atartup(スタートアップ)」は、開始や始動、操業開始の会社などを意味しています。

それでは、単なる創業まもないすべての企業をスタートアップ企業というのでしょうか?

インターネットのコトババンクでスタートアップ企業を検索してみると、「急速に成長して巨額の対価を短期間で生み、市場環境を劇的に変える可能性秘めた企業。フリーマーケットアプリのメルカリが代表例で、資金調達を銀行ではなく、投資家の出資などに頼る企業が多い」とあります。

市場を大幅に変えるようなインパクトのある若い会社がスタートアップ企業なのです。

一番の財産は「ひと」ですが、まだまだ知名度が高くないときから大手企業に勝てる人材を採用し成長していくのがスタートアップ企業です。

どのような採用をしているのでしょうか?

メルカリは「リファラル採用」!

コトババンクに名前の出ていた代表的なスタートアップ企業であるメルカリは「リファラル採用」で積極的に採用しています。

「リファラル採用」自体は、それほど珍しい採用手法ではありません。

簡単にいうと社員紹介による採用です。

社員が一緒に働きたいと思う知人を紹介し、採用していくという手法です。

メルカリは、転職を考えている人と、メルカリ社員との食事を「採用会食」と位置付け、会社が費用を負担しているという特徴がります。

新卒採用においても、人を確保するためによく会食します。あるいは大学で新入生をサークルに勧誘するときにも、花見をしたり、一緒に食事したりします。

会食を通じて、インフォーマルな会社やサークルの雰囲気を感じたり、フォーマルな組織の実態を理解することが不安を和らげ、入社(部)へとつながっていくのです。

Sansanは社員の「人脈」から採用!

名刺管理サービスを提供しているSansanは、月1回社内で開催する飲み会「つまみーの」にSansanに興味をもっている社員の知り合いを呼んでいるといいます。

社員の人脈を徹底的に活用して、人を積極的に採用しようとしているのです。

スタートアップ企業が、まさに攻めの採用をしているのです。

中小企業も負けてはいられないでしょう。

積極的に人脈を活用して採用を進めていかなければなりません。

逆に人脈を大切にすれば、幸福な採用、転職につながる可能性が高くなるのです。

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