2022年卒向けインターンシップはコロナ禍でも増える見込み

2022年卒向けインターンシップはコロナ禍でも増える見込み、という調査結果を就職情報最大手のマイナビが公表しました。

調査は、企業の採用担当者にマイナビが個別メールやメールマガジンにて案内し、2020(令和2)年6月5日(金)~6月29日(月)の期間、WEBフォームより回答してもらったようです。

有効回答数は 2,866社(上場 246社、非上場 2,640社)でした。

73.7%の企業が2022年卒向けインターンシップ実施予定

2022年卒向けインターンシップの実施予定を尋ねると、

  • 実施した・実施予定   73.7%
  • 実施予定なし        5.6%
  • 実施するかどうか未定  20.7%

でした。

同じ調査で、2021年卒向けインターンシップを実施した企業は 56.9%でしたから、2022年卒向けにインターンシップを実施する企業は、コロナ禍ではありますが増える見込みのようです。

企業規模で見ると、実施した・実施予定の企業の割合は、

  • 従業員 1,000人以上  81.5%
  • 従業員 399~999人  78.9%
  • 従業員 300人未満   68.3%

となっていますので、やはり大手企業の方が積極的にインターンシップを行うようですが、従業員 300人未満であっても7割近い企業が予定していますから、日本にもインターンシップは根付いたと言えるのではないでしょうか。

それでは、インターンシップは何日くらい実施する企業が多いのでしょうか?

87.1%の企業が1日(ワンデー)

インターンシップの実施日数を尋ねると、

  • 1日     87.1%
  • 2~3日    28.2%
  • 1週間程度  17.3%
  • 2週間程度    4.9%
  • 1ヵ月程度    1.0%
  • 1ヵ月以上    0.9%

でした。

圧倒的に1日(ワンデー)の企業が多いことがわかります。

以前のブログで、就活生は参加しやすい場所で開催される短期間のインターンシップを選ぶという調査結果を取り上げました。

圧倒的に1日(ワンデー)が多く、続いて2~3日ということですから、多くのインターンシップが人気の高い短期間です。

それではコロナ禍の中で、参加しやすい場所はどこでしょうか?

私は、ネット環境が整えばどこからでも参加できるWEBのインターンシップはとても参加しやすいと思います。

しかし、WEBで実施するインターンシップについて尋ねると、「全ての就業体験は対面でなければ実施できないと思う」と「どちらかというと対面での実施が望ましいと思う」を合せると 90%を超えます。

企業としては、あまりWEBでのインターンシップに前向きではないようです。

このような状況だからこそ、中小企業は積極的にWEBでのインターンシップに挑戦すべきです。

そうすれば環境変化へ素早く対応しようという企業の姿勢を見て、相性の良いスピード感のある革新性溢れた若手社員を採用できる可能性が高くなるに違いありません。

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