あなたは、「自己肯定感」が強いですか?それとも、弱いですか?
もしかしたら、「自己肯定感が高くないといけない」という「自己肯定感の呪縛」に囚われていませんか。
あるいは、二度と下がらない「鋼の自己肯定感」をお持ちかもわかりません。
あなたが、「自己肯定感」が低いというレッテルを自分自身に貼ってしまったとしたら、自己を否定してしまう言葉や過去の出来事を脳が勝手に集めるそうです。
自分につけたレッテルによって縛られてしまうのです。
以前のブログで著書を取り上げたこともあるひきたよしあき氏は、2024年7月に発行された最新刊である『あなたを全力で肯定する言葉』で、そのようなレッテルを剝がすことを提唱されています。
「自己肯定感が低い」「コミュ障」「ネガティブ思考」「コスパが悪い」等々の21のレッテルを剝がすために全力であなたを肯定する言葉が綴られています。
例えば、「自己肯定感が低い」というレッテルを剥がすためには
「人と比較するのは不可能だ」と知る
ことだといいます。
自分と他人を比較して、自分の方が劣っていると思えば「自己肯定感が低く」なり、自分の方が勝っていると思えば「自己肯定感が高く」なるといいます。
他人と比較しなければ自己肯定感が高くなったり、低くなったりしない。
だけれども、ついつい人と比較してしまう。
そのような「自己肯定感が低い」人のレッテルを剥がすための言葉です。
以前のブログで取り上げた『鋼の自己肯定感』の中でも、
「何もできない」赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く愛情。その愛情を自分に対して抱く
ことを自己肯定感と定義されていました。
人と比較して勝っているとか、劣っているとかはどうでもよく、ありのままの自分を受け入れることが自己肯定感と言っても良いのではないでしょうか。
年齢のこともあって私が最も気になったのが、「老害」というレッテルです。
「自分には、アンコンシャス・バイアスがある」と強く思うこと。
同時に、若者もその時代の「アンコンシャス・バイアス」にかかっていることをよく理解して、語りかけていくこと
が出来れば、その「老害」というレッテルを剥がすことができるといいます。
「アンコンシャス・バイアス」という言葉を聞いたことがありますか。
「アンコンシャス・バイアス」とは、知らず知らず無意識のうちに出てくる思い込みや偏見のことです。
「今の若者は」に続くのが「アンコンシャス・バイアス」です。
「男性(女性)であれば」に続くのも「アンコンシャス・バイアス」です。
自分も、そして若者も、みんな「アンコンシャス・バイアス」を持っているという前提で接することが出来れば、「老害」にはならないということです。
いつも意識しておきたい言葉です。
みなさんも、自分のレッテルを剥がしてみたいと思いませんか。
剥がしてみたいという方にお勧めの一冊です。