あなたは、自己肯定感が高いでしょうか?それとも低いでしょうか?
自己肯定感は高くないといけない、と思っているのではないでしょうか?
そもそも、自己肯定感とは何でしょうか?
同じような意味で使われる自己有用感や自己効力感とはどう違うのでしょうか?
自己有用感の「有用」は、だれか他の人にとって有用のことであり、私なりの自己有用感の定義は、誰かの役に立っていると自分(自己)が「感じている」状態のこと。
自己効力感の「効力」は、望ましい結果を得ることができる能力のことであり、私が考えている自己効力感の定義は、自分(自己)が望んでいる結果を得ることができると「感じている」状態のこと。
そして、私なりの自己肯定感の定義は、役に立つとか、何かができるとか、そういうことは関係なく、役に立っていなくても、出来なくても、ありのままの自分を受け入れること。
著者である宮崎直子氏は、
「何もできない」赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く愛情。その愛情を自分に対して抱く
ことを、自己肯定感と定義しています。
何もできない自分に愛情を抱くのですから、自己肯定感が上がったり、あるいは下がったりはしないはずですが、それでも
他人からの評価
他人との比較における自己評価
失敗と成功
不測の状態
によって、自己肯定感は上がったり、下がったりするといいます。
上がったり下がったりしない「鋼の自己肯定感」を得るためのトレーニングも詳細に書かれています。
他人とは比べない、出来ない自分をそのまま受け入れる、失敗ではなく上手くいかないと分かって成功に近づけたと考える、予測できない状況を楽しむ、と決意する。
そうすれば、
ありのままの自分を無条件で受け入れること
生まれたての赤ちゃんに対する無条件の愛情を自分に対して持つこと
自己が常に世界一の親友になること
という、「鋼の自己肯定感」を手に入れることができます。
そのための第一歩として、「私は自分を愛している」と、毎日三回、鏡の前で唱えることにします。