臼井由妃氏が書かれた『55歳からやりたいことを全部やる!時間術』から、様々なことを学びました。
人生の折り返し地点を迎え、これからのキャリアについて考えられている皆さんにお勧めの一冊です。
読もうと思ったきっかけは?(WHY)
(1)サラリーマン卒業以降の人生を考えるヒントを求めて
100歳まで生きるとしても、残りの人生は40数年。これまで過ごしてきた年月よりも少ない
わけですが、今まで以上に充実した人生とするためにどうすれば良いのでしょうか。
何をすればよいのか迷っている現状を変えるためのヒントを求めて読んでみようと考えたの
です。
(2)「やりたいことを全部やる」というフレーズに惹きつけられて
やりたいことを全部やる!やりたいことが全部できる!
と「はじめに」書かれています。本を選択するときに「はじめに」と「おわりに」を読んで
決めていますが、このフレーズに惹きつけられ、読んでみることにしました。
(3)臼井由妃氏の著作を以前にも読んだことがあったから
著者である臼井由妃氏の書かれた『やりたいことを全部やる!時間術』、『やりたいことを
全部やる!メモ術』の『やりたいことを全部やる!』シリーズを読んだことがあったので、
『55歳からやりたいことを全部やる!時間術』も読んでみようと思ったのです。
何を学ぶことが出来たのでしょう?(WHAT)
(1)キーワードは「捨てる、始める、大事にする」
人生後半の質を高めるキーワードは「捨てる、始める、大事にする」だと言います。
表現を変えると
「やめるべきこと」を明確にして、余計な物事や人間関係に時間と労力を費やさない本当に必要なことは何かを見極め、心躍ることに時間を使う人生のゴール(最期)から逆算して、今やるべきことを最優先に行動する
ということになります。
(2)50歳を過ぎたら「他者評価」ではなく「自己評価」
サラリーマンで日々過ごしていると、自分自身に対する上司の評価、同僚の評価、部下の評
価がどうしても気になります。しかし気にしすぎると、自分の考えよりも周りに合わせる選
択をしがちになります。人生の後半を迎えると、周りの評価を気にせず、もっと自分の意志
で選択すべきなのです。
(3)体力づくりも立派な学び直し
学び直しは今の時代の流行語。どちらかというと人不足が言われるITの技術習得に対して
使われる傾向があります。そういう風潮の中で、体力づくりを学ぶことも、立派な学び直し
という主張はとても新鮮。
これから、どうするの?(HOW)
(1)「やらないことリスト」と「やりたいことリスト」の作成
残された時間は限られていますから、やりたいことに時間を集中させる必要があります。そ
のためには、まず「やらないことリスト」を作って削減できる時間を作り出す。そして「や
りたいことリスト」を作って削減した時間を使ってチャレンジする。55歳からやりたいこと
をすべてやるための、最初の第一歩になります。
(2)1日に数回自分へエールを送る
他者評価を気にせず行動するためには、自分で自分自身を認めることが必要になります。そ
のため、「大丈夫!うまくいく」、「遅くたっていい、続けることが大事!」等々、自分へ
毎日何回もエールを送るようにします。
(3)ささやかな副業を始める
定年後の生活の基盤づくりのための収入源を求めるためにも副業を始めます。すぐに始める
ことは難しいので、まずは情報収集から始めます。そこから一歩ずつ、定年後の目標を明確
にして、時には回り道をしながらになると思いますが、着実に進めていきます。