就活が始まりましたが、昨年のこの時期に就活をしていたみなさんは、あと3週間もすれば、新社会人になります。
時間の経つ速さに驚くとともに、新生活に不安を抱えているのではないでしょうか。
特に学生から社会人になることで、人間関係は大きく変わります。
「明大一受けたい授業」に選出されたという人気教授の堀田秀吾さんが書かれた『人間関係の99%はことばで変わる!』(青春新書INTELLIGENCE)という本をぜひ、新社会人に限らず、人間関係に不安な人、悩んでいる人は読んでください。
日本語はとてもおもしろい言語です。
日本語は、面白いことに「私」「わたくし」「僕」「俺」「うち」「わし」「小生」等々、一人称がいろいろと変わるのです。
自分の呼び方が相手との関係によって変わるということです。
このことは、日本人の特徴を表しているのではないでしょうか。
統計数理研究所が行った国際的な比較調査によると、「人間関係を重視」し、「中間的な回答」をする傾向があったといいます。
相手によって回答が変わるということなのでしょう。
つまり、誰とどのようにかかわるかによって、自分が変わるということなのでしょう。
まさにカメレオンのように状況によって自分を変えていける生き物といえるでしょう。
コミュニケーションの4つのルール
周りの人とのかかわりによって自分が変わるのですから、どのようにしてコミュニケーションをとるかは大切です。
コミュニケーションのルールとして、
- 「量」:適切な情報量で話すこと
- 「質」:間違っていると思うこと、確証がないことは話さないこと
- 「関連性」:話題に関連のあることを話すこと
- 「伝え方」:明確に、あいまいさを避け、簡潔に、順序よく話すこと
の4つをあげられています。
もしあなたが上司に、「これをコピーしておいて。」と言われたら、どうでしょう。
- 何に使うの?
- コピーの枚数は?
- いつまでに?
- コピーはカラー?モノクロ?
- 両面コピー?
等々、わからないことだらけですよね。
このように、「量」と「伝え方」に問題があれば、コミュニケーションはとれないのです。
「質」はお分かりだと思います。正直に事実を伝えるということです。
触れてほしくないことが話題になっていて、話題を変えようとすることありませんか。それは「関連性」のない話をして、あえてコミュニケーションをとらないようにしているのです。
「ことば」をまず最初に変えましょう!
コミュニケーションの4つのルールを守ることができれば、人間関係が変わります。
そのためには、まず最初に「ことば」を変えるのです。
すぐには出来ないかもしれませんが、意識して話すようにすれば、必ず変わってきます。
最後に著者の堀田秀吾さんからのメッセージです。
動かなければ変わらない。動くなら今。