3月4日日曜日にオープン戦とはいえ、久しぶりにプロ野球観戦をしました。
オリックス・バファローズと昨年日本シリーズまで進出したDeNAの試合でした。
レジャー白書によると、2016年の余暇活動の参加人口20位以内にスポーツ観戦は残念ながら入っていませんでした。
オープン戦とはいえ、かなり観客は入っていたように思うのですが…
レジャーの定義は?
ブリタニカ国際大百科事典では以下のように説明されているようです。
個人が職業活動や家事、その他の社会的拘束から解放されたときに休息や気晴らし、自己能力の開発、社会参加、創造性の発揮のために行う随意的、自発的な総体
つまり、社会的拘束から解放されたときに行う行動ということでしょうか。
みなさんは、社会的拘束から離れた時に何をしますか。貴重な時間ですので、ゆっくり考えてください。
ところで、振り返ってみますと、私がプロ野球を球場で観戦したのは、1995年、当時のオリックス・ブルーウェイブの試合以来です。
あのイチローが現役でプレーしていました。
がんばろうKOBEを覚えていますか?
1995年1月17日午前5時46分に、あの阪神大震災がありました。
当時はオリックス・ブルーウェーブという名称でしたが、神戸が本拠地でしたから練習も思うようにできないような状況でした。
そのような中、復興のシンボルとして「優勝」という目標をあげて戦ってくれたのです。
右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンをつけて、4月1日に神戸での開幕戦を決行してくれたのです。
震災から2ヵ月半ということで交通事情もかなり悪い中で、3万人の観衆が集まったといいます。
神戸市民、兵庫県民、いや全国のみなさんが本当に待ち望んだ開幕戦だったのです。
そして順調に勝ち進み、リーグ優勝。翌年は日本一にまでなってくれました。
残念ながら亡くなられました仰木監督が当時は指揮をとっておられました。
何万、何千人で相手を圧倒!!
仰木監督の言葉を長くなりますが、引用させていただきます。
スタジアムに来ることさえ難しい状況でファンは集まった。今はグランドとスタンドの一体感をつくるため、メジャー式の球場になっているが、あんな取って付けたものじゃない。
当時は本当に一緒にやっていた。(ベンチ入りの選手の)25人で戦っているのではなく、何万、何千人で相手を圧倒した。選手からも自主的に「神戸のために」という話がでてきた。
地元は大変なのに野球をさせてもらっている。「がんばろう神戸」のワッペンもあるが、自分たちはどうしたらいいか、という気持ちが自然に芽生えた。
(神戸新聞2005年1月12日より)
今年のオリンピックでもそうですが、やはり、スポーツには人を元気にする力があると思います。
さあ、また今日から頑張ります!!