三宅香帆氏が書かれた『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』に「推し」の魅力を言語化する技術を学びました。
1. 「推し」を語るのが難しい理由
SNSやブログで推し活をしていると、推しの魅力をどう言葉で伝えるか悩むことはありませんか?
多くの場合、心が動いた瞬間に出てくるのは「やばい!」「最高!」といった感嘆だけ。けれど、それでは推しの素晴らしさが他の人に十分に伝わらないこともあります。
実は「推し」という言葉自体に「推薦したい」という意味が含まれていると言われています。だからこそ、その良さを他人にきちんと届けるためには、「好きなものを言語化する力」が欠かせません。
2. 推しの魅力を言語化する第一歩:他人の感想を見ない
好きなことを言語化するうえで最も大切なのは、自分だけの視点を守ること。
著書『「好き」を言語化する技術』では、まず「他人の感想を見ない」ことを強くすすめています。他人の意見を先に見てしまうと、自分の感情が薄まり、オリジナルな言葉が出にくくなるからです。
3. 推し活ブログにも役立つ!好きなことを言語化する3つの手順
推しを語るとき、以下の3ステップが非常に効果的だと三宅香帆氏は書かれています。
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よかった箇所を具体例で挙げる
例:「ライブのMCで彼が笑った瞬間、客席全体が温かい空気に包まれた」 -
そのときの感情を言語化する
例:「あの笑顔で、自分も頑張ろうという気持ちが湧いた」 -
忘れないうちにメモをする
推しの魅力は時間が経つと熱が薄れるため、その場で記録することが重要です。
この方法をSNSに取り入れることで、読者に鮮明なイメージを伝えることができます。
4. 好きなことを魅力的に伝えるコツ:感情を細分化する
感情のオリジナリティは「細分化」にあります。
例えば、「好き」という感情をさらに深掘りすると次のように展開できます。
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自分の体験との共通点を探す(推しの言葉に自分の経験を重ねる)
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他の好きなものとの共通点を探す(他ジャンルの推しとの共通魅力)
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どこが新しかったのかを考える(意外な表現やパフォーマンス)
こうした分析が、読者に「共感」や「驚き」を与える文章につながります。
5. 推し活SNSで差がつく「書き出し」の作り方
推しの魅力を発信するSNSでは、冒頭が重要です。著者は「書き出しは曲でいえばサビ」と表現しています。
読者を引き込む書き出しには以下のパターンがあります。
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推しの印象的なセリフや歌詞から始める
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推し活中の感情のピークを描く
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読者への問いかけから始める(例:「あなたは推しの魅力をどう説明しますか?」)
6. 個性ある推し活SNSを作るには?模倣から始める
意外かもしれませんが、個性はゼロから作るものではなく、模倣から育つものです。好きなブロガーや推し活発信者の文章を真似して書いてみることで、自然に自分なりのスタイルが生まれます。
7. まとめ:推しを言語化して魅力を広げよう
推し活SNSで多くの人に読まれる記事を書くには、次のポイントが鍵です。
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他人の意見に影響されず、自分の感情を守る
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具体例+感情+メモで推しの魅力を再現する
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感情を細分化してオリジナルな言葉にする
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書き出しで一気に読者を引き込む
あなたもSNSで「推し」の魅力を発信しませんか。