弁護士の論理的な会話術を日常生活や日ごろの仕事に活用しませんか?

何か言われると「うるさいなあ」「関係ないだろう」と言って逃げるばかり。女性と口ゲンカをしても、いつ言い負かされてばかりいたという谷原誠弁護士が司法試験や弁護士の経験から発見した論理的に考える「秘訣」をまとめられています。

弁護士をされていますから、弁護士や法律家がより効果的なコミュニケーションスキルを磨くためのガイド本と感じられるかもしれません。

実際、弁護士がクライアントや対話相手とのコミュニケーションを通じて情報を効果的に収集し、適切な戦略を立てる方法について詳しく解説されています。論理的な思考やコミュニケーションの重要性を強調し、それらが法律上の問題解決にどのように役立つかを説明されています。

そのうえで、論理的な議論や説得力のある主張を構築するためのテクニックやヒントを提供されています。ポイントは、相手の立場や意図を理解したうえで、適切な対応をすることだといいます。

ところで、弁護士以外の職業、例えば会社員として、あるいは自営業の方々も、論理的な会話術を活かすことができるのでしょうか。

ChatGTPに質問してみると、3つの具体的活用場面が紹介されました。紹介された場面をもとに私なりにまとめてみました。

まず、プロジェクト会議です。

プロジェクト会議だけではなく、そもそも会議では、参加したメンバーから様々な意見や提案が出されます。論理的に考え、対話することによって、説得力が増し、会議の参加者と有意義な議論を進め、最終的に納得性の高い決定を導き出すことができます。

時間の無駄にしかならない結論の出ない会議になることを避けることができるようになります。

2つ目として、何らかの問題解決を図るときに活用できます。

会社での業務を遂行する際、問題や課題に直面することはよくあります。論理的な思考を活用して、問題の原因を分析し、可能な解決策を考え、提案できるようになります。それによって、効率的かつ効果的な解決が可能となります。

最後に、自分自身の成果をアピールする場面(パフォーマンスレビュー)で活用できます。

上司やチームリーダーとのパフォーマンスレビューでは、自分の業績や目標達成状況を論理的に説明し、必要な改善点や成果を示さなければなりません。論理的な思考・会話術を用いることで、自己評価や将来の目標設定について的確な議論を行い、キャリアの成長につなげることができます。

これらの場面で論理的な会話術を活用することで、効果的なコミュニケーションや意思決定が可能となり、業務の効率性や成果に貢献することができます。

論理的な会話術はいろいろな場面で効果を発揮することをご理解いただけたと思いますが、決して忘れてはいけないことがあります。

それは、

目的は、「よりよい結論に至る」ことであり、決して「自分の自尊心を満足させるため」ではない

ということです。

目的をしっかりと意識して、論理的な会話術を活用していきたいものです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする