就活生に様々なサービスを展開する株式会社学情は、2023(令和5)年9月4日に2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「内々定の獲得状況」をテーマに行ったアンケート調査結果を公表しています。
調査概要は、以下の通りです。
(1)調査期間:2023年8月24日~8月31日
(2)調査方法:インターネットによるアンケート
(3)調査対象:2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
(4)回答者数:425名
8月末時点で9割を超える就活生が内々定を獲得、過去5年で最高!
8月末段階の内々定率は90.6%でした。前月7月末段階の内々定率は86.1%でしたので、1ヵ月で4.5ポイント増えたようです。
10月1日の内定式まで1ヵ月となり、内々定を獲得する就活生が増えたようです。過去5年間で最高値だったといいます。
内々定を獲得した企業に応募したきっかけは約6割が就職サイト
内々定を獲得した企業への応募のきっかけは、
- 就職サイトで知って 58.4%
- 就職サイトが主催するイベントで話を聞いて 18.4%
- 企業のホームページを見て 16.2%
- インターンシップに参加して 12.2%
- 大学で行われた就活イベントで話を聞いて 6.0%
- 大学のキャリアセンターからの紹介 2.9%
- SNSを見て 2.3%
- 大学の求人システムから 1.7%
という回答だったようです。
就職サイトおよび就職サイトが紹介するイベントがきっかけとなった就活生が76.8%、4人に3人ですから、企業としては就職サイトをいかに活用するかが重要になってきます。
インターシップの参加が12.2%と、近年のインターンシップの盛り上がり方を考えると低いように感じます。ただし、そもそもインターンシップの企業を探して応募するきっかけとして、就職サイトを活用する人が多いでしょうから、インターンシップを応募のきっかけに挙げている就活生が少ないのかも知れません。
就職活動(就活の一環としてのインターンシップ参加を含む)を就活生の73.9%、4人に3人が終了!
「現在、就職活動(就活の一環としてのインターンシップ参加を含む)をされていますか?」という質問に対し、「内々定を獲得し、就活を終了」と回答したのは73.9%でした。4人のうち3人が就活生が就活を終了したようです。
内々定を保持しながら就活を続けている人も含めて、まだ4分の1の就活生が活動を続けているようです。
まだ内々定を獲得できていない人も、焦ることなく、中小企業にも視野を広げ、譲れることとどうしても譲れないことをもう一度じっくりと見極めたうえで、就活にチャレンジしていただきたいと思います。
いろいろな企業の人と話しできる貴重な機会になりますから、じっくりと取組みましょう!