6割の就活生がWeb面接に不安を感じている、という調査結果を就職情報大手の株式会社ディスコが公表しました。
調査は、2021(令和3)年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)のキャリタス就活2021学生モニターを対象に、2020(令和2)年6月1日~6月4日の期間、インターネットを活用して行われました。
回答者数は 1,204人(文系男子 379人、文系女子 355人、理系男子 330人、理系女子 140人)でした。
6割の就活生がWeb面接によるミスマッチを懸念
Web面接がミスマッチに繋がると思うか、尋ねると、全体で
- 強くそう思う 13.4%
- やや思う 46.3%
- あまり思わない 27.4%
- まったく思わない 5.4%
- どちらともいえない・わからない 7.5%
でした。
文系では、
- 強くそう思う 14.7%
- やや思う 47.4%
- あまり思わない 25.2%
- まったく思わない 5.6%
- どちらともいえない・わからない 7.1%
理系では、
- 強くそう思う 11.3%
- やや思う 44.7%
- あまり思わない 30.9%
- まったく思わない 5.1%
- どちらともいえない・わからない 8.1%
という結果でした。
文系・理系ともに6割の就活生が、Web面接では、ミスマッチが増えるのではないかという懸念を持っているということです。
どうしてミスマッチが増えると思うのでしょう
調査結果のコメントでは、対面での面接と比べて、自分自身が評価されているのか、会社のことを十分に理解できているのかなどを懸念する就活生が多いようだ、とあります。
Webの面接では、言葉は伝わります。言葉しか伝わらないと言った方が正確かもしれません。
論理的に考えているかどうか、は、わかります。
ただし、熱意だとか、やる気だとかは、ほとんど伝わらないと考えた方がいいと思います。
企業によって、求めている人が違います。
論理的に物事を考え、行動できる人を求める企業は、Web面接で何の問題もないでしょう。
その一方で、やる気を重視する、あるいは行動してから考えるような人を求める企業では、Web面接だけでは、評価しにくいでしょう。
だからこそ、企業との相性を見極めて欲しいのです。
そうすれば、お互いにミスマッチは減り、幸せな社会人の第一歩を踏み出せる可能性が高くなります。