30.7%の就活生が活動を終了する一方、6.2%の就活生はまだ活動していないという調査結果を株式会社学情が公表しました。
調査は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とし、2020(令和2)年6月1日~6月10日の期間、インターネットを活用して行われました。
回答者数は 1,101人でした。
6月1日時点の内定率は 51.8%
内定を獲得しましたか、という質問に対し、
- はい 51.8%
- いいえ 48.2%
でした。
前年同時期を 5.4ポイント下回っていました。
今まで取り上げた各社の内定率調査結果を比べてみると、
- 株式会社ディスコ(キャリタス調査) 64.0%(前年同期比▲7.1ポイント)
- 株式会社マイナビ 48.0%(前年同期比▲13.8ポイント)
- 株式会社リクルートキャリア(就職みらい研究所) 56.9%(前年同期比▲13.4ポイント)
- 株式会社学情 51.8%(前年同期比▲5.4ポイント)
という結果でした。
株式会社マイナビの調査が5月末、その他の調査は6月上旬ですので、ほぼ同時期に行われた調査ですが、並べてみると 48.0%から 64.0%と16ポイントも差があります。
内定率が5割未満といわれるのと、6割を超えているというのでは、就活のイメージに大きな差があるのではないでしょうか。
どの調査も何年も継続して行われている調査ですが、それでもこれだけの差が出てくるのです。
そう考えると、マスコミの報道を気にし過ぎない方がいいと思えるのではないでしょうか。
就活終了は 30.7%、未活動者は 6.2%
現在、就職活動を継続しているかどうか、質問すると、
- はい 63.1%
- いいえ 30.7%
- まだ就職活動をしていない 6.2%
でした。
前年同時期に就職活動を終了していたのは 30.8%ですから、前年と同じと言っていいでしょう。
ということは、就職活動をしている就活生も前年と同じ比率となります。
内定率はどの調査も前年を下回っているものの、特に前年と活動をしている就活生の割合は変わっていないのです。
まだまだ就職活動を続けよう、という意欲をもった就活生の方が多いのです。
報道等では人の耳目を引くために、就活生の不安を煽るような記事を多く見かけますが、気にしすぎることなく、自分と相性の合う企業を探しましょう。
相性の合う企業に出会うことができれば、きっと幸福感を感じられるでしょう。