新入社員の入社の決め手には男女で差があるようです。
男性の1位は「自己成長できる環境がある」こと、女性1位は「社風が自分と合っていた」でした。
「世界で一番 社会を変える 会社を創る」というビジョンを掲げ、新卒も含めた人材紹介事業や研修事業、医療事業等を展開している株式会社DYM(ディーワイエム)が2019年度「新入社員アンケート」調査を実施し、結果を公表しました。
調査は都内の複数企業の2019年度新入社員の男女を対象に、2019(令和元)年5月9日(木)~5月29日(水)の期間、アンケート用紙を配布し行われました。
有効回答数は 229名、そのうち男性が 146名、女性は 83名でした。
入社の決め手、男性は自己成長、女性は相性
入社時に決め手になった理由を調査すると、全体では、「自己成長できる環境がある」と「社風が自分と合っていた」が1位、次に「一緒に働きたいと思える社員がいた」という回答が多かったようです。
男女別に見てみましょう。
まず、男性の回答は、
- 自己成長できる環境がある 19%
- 一緒に働きたいと思える社員がいた 16%
- 社風が自分と合っていた 16%
- 自分のやりたい仕事ができると思った 13%
- 会社に将来性があると思った 12%
- 直感・フィーリングでいいと思った 10%
- 給料が高い 10%
でした。
続いて、女性の回答は、
- 社風が自分と合っていた 22%
- 一緒に働きたいと思える社員がいた 19%
- 自分のやりたい仕事ができると思った 18%
- 直感・フィーリングでいいと思った 16%
- 自己成長できる環境がある 16%
- 給料が高い 5%
- 福利厚生が充実していた 2%
でした。
男性は、「自己成長できる環境」や「会社の将来性」といった回答をしており、自分の価値を高めることができる会社、環境を求めているようです。
女性は、「社風が合っていた」や「直感・フィーリング」といった回答が多く、自分との相性で会社を選ぶ傾向がありそうです。
別の調査結果では?
以前のブログで、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査結果を取り上げています。
この調査では、2019年度の新入社員が企業を選んだ基準の1位は「雰囲気が良い」、2位は「仕事のやりがいがある」、3位が「実家から通勤できる、実家に近い」でした。
スタッフサービスグループが行った2018年度新入社員の調査結果も以前のブログで取り上げています。
この調査では、1位は「給料が高い」、2位が「勤務地」、3位は「やりがい」、続いて4位が「社員との相性」、5位は「自己成長」でした。
調査によって回答者数があまり多くないこともあって、かなりばらつきがあります。
絶対に正しい回答がないからこそ、ばらつきが出てくるのです。
会社が一方的に選ぶのではありません。
あなたは会社に選ばれる立場であると同時に、会社を選ぶ立場なのです。
だからこそ、まずあなた自身が会社を選ぶ基準を明確にしてください。
それが幸せになれる就活のための第一歩です。