4月に入り、2020年卒業予定の就活生の5人に1人が内々定を獲得しているようです。
以前のブログで、3月1日現在で10人に1人が内々定を獲得しているという、株式会社学情のアンケート結果を取り上げました。
今回は、以前のアンケートから1ヵ月経過した2019(平成31)年4月1日~4月10日の期間、インターネットを活用して行っています。
調査対象は、2020年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生です。
回答者数は 1,059名でした。
1ヵ月で内々定獲得率は8.4ポイント上昇
前回の調査で内々定を獲得している人は 12.4%、今回の調査では 20.8%になりましたので、この1ヵ月間で 8.4ポイント上昇したことになります。10人に1人から5人に1人が内々定を獲得していることになったのです。
5人に1人となると、就活生にとっては周りの友だちの中に内々定を獲得した人がぼちぼちと出てきたような感じでしょうか?
文系と理系で比較すると、文系の内々定率は 17.5%、理系は 25.8%ですので、理系の方が進んでいるようです。
流行語のようになっているAI(artificial intelligence:人工知能)やIoT(internet of things:直訳するならばモノのインターネットでしょうか)に対応できる人を多くの企業が採用しようとしていますので、理系の就活生の方が進んでいるのでしょう。
とはいえ、まだまだ就活は始まったばかり。焦る必要はありません。
3割の人が複数の企業から内々定を獲得
内々定を獲得している人のうち、獲得社数は、
- 1社 68.9%
- 2社 21.5%
- 3社 7.2%
- 5社 1.3%
- 7社 0.3%
- 10社以上 0.8%
でした。
内々定獲得者のうち、3割の人は複数の企業から内々定を得ているようです。
それでは、どのような業界の企業から内々定を得ているのでしょうか?
内々定企業の20%がソフトウエア・情報処理
内々定を得た企業の業界は、
- ソフトウエア・情報処理 20.0%
- 通信・インターネット関連 8.3%
- 調査・コンサルティング 8.2%
- 建設 7.1%
- 人材サービス 7.0%
でした。
いわゆるIT系の企業が内々定出しを行っていることがわかります。
かつては7K職場と言われたことも
私も平成元年から31年の中で、数年間、システム系の会社で勤務していました。
みなさんは、3K職場というのを聞いたことがありますか?
3Kとは、「危険・きつい・汚い」の頭文字であり、まさに流行語となった言葉です。
ところが、私が勤務していたころの職場は7K(危険・きつい・帰れない・規則が厳しい・休暇が取れない・化粧がのらない・結婚できない)と言われていました。
全ての企業がそんな職場ではないと思いますが、まだその時代と変わらない企業もあるかもしれません。
最初から絞り込まず、後悔しないようにじっくりと相性の良い企業を探して下さい。
それが幸福な将来につながります。