あなたは新卒で入社した企業に満足していますか?

新卒で入社して3年以内に辞める人は七五三。

つまり、中学校卒業して就職した人の7割、高校卒業して就職した人の5割、大学卒業して就職した人の3割が就業後3年以内に退職していることを以前のブログで取り上げました。

また、早期離職の理由についても以前のブログで取り上げています。

売手市場といわれる直近3年間の採用市場の中で就職した若手社会人は、もう退職を考えているのでしょうか?

若手社会人を対象とした調査を株式会社ディスコが行っていますので見てみましょう。

2016(平成28)年度~2018(平成30)年度に入社した社会人1~3年目の若手社会人を対象とし、2019(平成31)年1月6日~27日の期間、インターネットを活用して調査しています。

回答者数は、2016(平成28)年度入社者 305人(男性 170人、女性 135人)、2017(平成29)年度入社者 350人(男性 184人、女性 166人)、2018(平成30)年度入社者 493人(男性 275人、女性 218人)の合計 1,148人(男性 629人、女性 519人)でした。

3人のうち2人が入社後に企業にギャップを感じる!

勤務先企業に入社前後でギャップを感じたかどうか、尋ねたところ、

  • とてもギャップがあった    14.0%
  • ややギャップがあった     51.6%
  • あまりギャップはなかった   31.0%
  • まったくギャップはなかった    3.4%

という回答でした。

「とてもギャップがあった」「ややギャップがあった」という回答をあわせた 65.6%、およそ若手社会人3人のうち2人がギャップを感じたことになります。

ギャップには、良いギャップも悪いギャップもあるようです。

株式会社ディスコによると、良いギャップとしては「人間関係」や「働きやすさ」が多かったといいます。思っていたよりも、周りの上司や先輩の面倒見が良かったのでしょうか?

悪いギャップとしては「仕事内容」「教育制度」「給与・待遇」多く挙げられたようです。

就活生のみなさんは悪いギャップがないように!

就活生のみなさんは、先輩と同じような悪いギャップを感じることがないように、「仕事内容」「教育制度」「給与・待遇」について、しっかり聴き出しましょう。

「仕事内容」は、仕事の目的から仕事の進め方、難易度等、気になることはとにかく聴いてみましょう。

聴いてもよくわからないことも多いと思いますが、理解できるまでじっくりと聴いてみましょう。教えてくれる人の態度や雰囲気も参考になります。

「教育制度」も内定から入社まで、入社後の新入社員研修の内容・期間、その後の研修時期や内容等について聴いてください。

「給与・待遇」は気になるでしょうから、しっかり聴いてください。入社時の「給与・待遇」だけではなく、先輩(5年、10年、15年……)が、どのような仕事をして、「給与・待遇」はどうなっているのか、聴きましょう。

そうすれば、悪いギャップを感じることなく、入社した企業の満足度はあがります。

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