『シン・ゴジラ』『シン・仮面ライダー』『シン・ウルトラマン』と話題になった映画に共通する「シン」。
『シン・ニホン』『シン・日本経済入門』『シン・スタンダード』等の書名にも使われている「シン」。
わざわざカタカナで書かれた「シン」にはどのような意味があるのでしょうか。
「シン」を漢字に変換しようとすると「新」「真」「信」「芯」「伸」「進」「臣」「震」「神」等々、いろいろ候補が出てきます。
この多種多様な候補があるということが「シン」の意味することではないでしょうか。
つまり、映画を作ったり、本を書いたりする側、制作する方々が決めるのではなく、映画を観たり、本を読んだりする方々が多くの同音異義がある「シン」の中で当てはまる漢字を探し出す、そこに「シン」とわざわざカタカナで表現する意味があるのでしょう。
それでは、この「シン・サラリーマン」の「シン」には、どのような漢字が当てはまるのでしょうか。
著者であるYouTuberのサラタメさんは、「シン・サラリーマン」の武器を提唱されています。
一つ目の武器は、”一生モノの「デキる」が身につく仕事術と働きたい会社を積極的に選べる転職術を合せた『リーマン力』”です。
いわゆる転職先も自分が選べるほど他人から認められるぐらい仕事が出来るサラリーマンになるということでしょう。
二つ目の武器は、”個人の力で本業以上に稼げるスモールビジネス起業術である『副業力』”です。
副業に関する本については、以前のブログでも紹介したことがあります。
残念なことに私もいつかはと思いながら、まだ一歩目が踏み出せていません。
本業以上に稼げる副業があれば、金銭的にも精神的にも安定することは間違いありません。
最後の三つ目の武器は、”お金の致命的なミスを防ぐマネーリテラシー(お金の知識)である『マネー力』”です。
これらの武器の中には、一般的に社会人として、あるいはサラリーマンとして必要だと以前から言われている武器もあれば、サラタメさん独自の考え方もあるのではないでしょうか。
会社にとって必要な仕事が出来るサラリーマンというのは以前から求められているサラリーマン像でしょう。
終身雇用と言われていた時代から、政府が率先してある産業への労働移動を進めるような時代に変わってきましたから、転職先も自分が選べるようになるというのは「新・サラリーマン」像と言えるのではないでしょうか。
大企業に就職すれば一生お金の心配をしなくてもいい時代から、自分自身で人生設計をしなければならない時代になってきました。
そういう時代のサラリーマンに求められるのは、ちょっとやそっとのことでは生活に困ることのない「真」のマネー力でしょう。
最近、政府はいろいろな目的があるのでしょうが副業することを強力に推しています。
とはいえ、本業以上に稼げる副業が出来るのは「神・サラリーマン」です。
一歩目すら踏み出せない私は心から「神」だと思ってしまいます。
「シン・サラリーマン」の「シン」には、いろいろの意味を暗示しています。
ぜひ、みなさんも「シン」の意味を考えながら、この本を手に取ってください。
このような時代に必要な知識と経験が満載のお勧めの一冊です。