人生100年時代と言われています。
日本では100歳を迎えると、内閣総理大臣からお祝い状と記念品が贈呈される百歳高齢者表彰という記念行事があります。
厚生労働省のプレス発表によると、昨年度の表彰対象者は令和5年9月1日現在で47,107人おられたそうです。
住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者の総数は92,139人と同じ厚生労働省のプレス発表に記載されています。厚生労働省のプレス発表時点の最高齢者は男性が111歳、女性が116歳と公表されています。
100歳を迎えられた人々はどのような人生を歩まれてきて、どのような暮らしをしているのか、気になりませんか。
以前のブログで取り上げたように幸せな90代を過ごされていたのかも知れません。
いろいろなテレビ番組や記事で長寿の方々が取り上げられますが、それらを目にするたびに、あまりにも凄すぎて自分とのギャップを感じずにはいられません。そういう人だからこそ、放送されたり、記事になったりするのでしょうけど。
この本の著者であり、主人公でもある石井哲代さんは、病気になられて入院されたり、子供を産むことが出来なかったことに悩み苦しんだりします。
だからこそ
心はお月さんのようなもんです。満月のように輝きたいが、私のは三日月のようにちぃと欠けとる。弱いところを見せて、いろんな人に助けてもろうて、満月のようにしていこうと思います。
というような素敵な言葉が自然と出てくるのでしょう。
物凄く身近にいそうなおばあちゃんという親近感がわいてきます。こんな100歳を迎えたいな、迎えられたら幸せだろうな、そういう気持ちにさせてくれます。
それでは、どうすればなれるのでしょうか。
できなくなったことは追わずに、くよくよしない。できることをいとおしんで、自分を褒めて、まだまだやれると自信に変える。
できたことを喜ぶ。出来栄えは不細工でも、「これで上等、上等」ってなもんです。
この言葉がそのまま回答になっています。
できない自分をありのままに受け入れる。できることに目を向け、自分自身を褒める。それほど難しいことではないからこそ、自然体であり、親しみを感じ、自分もやってみようと思えてくる。それで100歳まで元気で生きていける。とても幸せなことではないでしょうか。
見倣って楽しく、元気な100歳を目指したいと思えてきます。
みなさんも、人生100年時代を楽しく幸せに迎えたいと思いませんか。