65歳以上の就業者数は、19年連続で増加。過去最高の912万人!

「敬老の日」(9月18日)を迎えるに当たって、2023(令和5)年9月17日に総務省統計局は、「統計からみた我が国の高齢者ー「敬老の日」にちなんでー」を公表しました。

総人口に占める65歳以上の割合は29.1%

65歳以上を高齢者として集計していますが、総人口に占める割合は29.1%、前年29.0%より0.1ポイント上昇し、過去最高となったようです。

日本人が10人集まれば、そのうち3人は65歳以上の高齢者ということになります。

65~69歳の半数、70~74歳の3人のうち1人は就業!

65歳以上の高齢就業者数は、2004年以降、19年連続で前年より増加し続け、過去最高の912万人となったそうです。

現在、高年齢者雇用安定法により、本人が希望すれば65歳までの雇用を企業は義務付けられています。さらに法改正により、70歳までの就業機会の確保に努めなければなりません。

高齢者就業の現実は、もっと進んでいるようです。

65~69歳の就業率は50.8%ですから半数超、70~74歳の就業率は33.5%ですから3人のうち1人、75歳以上では11.0%ですから10人のうち1人が就業しているのです。

65歳以上の高齢就業者の働き方は、役員を除く雇用者が529万人で高齢就業者の58.7%、自営
業主・家族従業者が263万人で同29.2%、会社などの役員が109万人で同12.1%となっているようです。

70歳までは雇用機会の確保が努力義務となりましたから、雇用されるという働き方をされている高齢者も多いと思います。

70歳を超えて雇用という働き方をされている割合はわかりませんが、法的な義務がなくなりますから、少しずつ減少していくのではないでしょうか。

そう考えると、生涯現役を目指して、60歳定年を契機に、体力・気力の充実しているうちに雇用という働き方から独立・自営業という道を選ぶのもいいのではないでしょうか。

そう思って読んだのが前川孝雄氏が書かれた50歳からの三部作です。第一弾が『50歳からの逆転キャリア戦力 「定年=リタイア」ではない時代の一番いい働き方、辞め方』、第二弾が『50歳からの幸せな独立戦略 会社で30年培った経験値を「働きがい」と稼ぎに変える!』、そして第三弾が『50歳からの人生が変わる痛快!「学び」戦略』です。

また、榊原正幸氏が書かれた『60代を自由に生きるための誰も教えてくれなかった「お金と仕事」の話』も以前のブログで取り上げました。

諸先輩方のご経験を参考にさせていただき、今後の自分の生き方を決めて、行動していきたいものです。

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