選考で優遇されるインターンシップを選ぶ学生が4割超え、というアンケート調査結果を就職情報大手の株式会社学情が公表しています。
調査は、2020(令和2)年6月11日~6月16日の期間、インターンシップ就職情報サイト「あさがくナビ2022」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示して行われました。
有効回答数は 1,436名でした。
選考で優遇、選考に直結するインターンシップを希望
インターンシップを選ぶ基準を尋ねると、
- 志望業界である 77.2%(60.4%)
- インターンシップの内容が面白そう 58.8%(50.7%)
- 入社したい企業である 55.2%(32.5%)
- 実際に人事担当者や先輩社員と直接会うことができる 43.2%(-)
- インターンシップ参加により、その後の選考等で優遇される 43.0%(13.1%)
- 内定に直結するインターンを行っている 34.2%(4.7%)
- 短期間のインターンに参加できる 31.4%(31.8%)
- 有名な企業である 26.0%(33.0%)
- オンラインで参加できる 19.7%(-)
- 報酬がでる 9.3%(3.8%)
でした。
( )内は2021年卒へのアンケート結果です。
前年と比べて大きく増えているのは、「インターンシップ参加により、その後の選考等で優遇される」が29.9%増え3.28倍、「内定に直結するインターンを行っている」が29.5%増え7.27倍にもなっています。
コロナ禍でもインターンシップ参加者の選考は進めていた
選考に直結する、あるいは選考で優遇されるインターンシップの希望者が大幅に増えていることがわかります。
以前のブログで取り上げましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は3月1日の採用広報解禁日に予定されていたイベントのほとんどが中止となりました。
その後も会社説明会や各種のイベントは中止が続きました。
その中でも、インターンシップ参加者の選考については、個別に行われていました。
そのため、早期に内定を獲得したインターンシップ参加者が多かったのです。
2022年卒の大学生は、インターンシップ参加者が順調に内定を獲得していくのを見ていたのですから、早期にインターンシップに参加し、就職活動を優位に進めたいと強く思っているのです。
その思いがアンケート結果に表れているのです。
企業としても、早く優秀な学生を獲得したいという思いがありますから、インターンシップはもっともっと浸透するでしょう。
出来るのであれば、複数回、インターンシップに参加して自分の相性に合った企業を探しましょう。