2021年卒就活生の内定率は、6月12日の 65.3%から7月1日時点の3週間で 7.9ポイント上昇し、73.2%になったと、株式会社リクルートキャリアのよりよい就職・採用のあり方を追求するための研究機関である就職みらい研究所が公表しました。
調査は、2021年卒の大学生および大学院生で「リクナビ2021」にて調査モニターに応募してきた人を対象に、2020(令和2)年7月1日~7月2日の期間、インターネットを活用して行われました。
回答者数は、大学生 752人、大学院生 301人でした。
7月1日時点の内定率は 73.2%
就職みらい研究所の調査結果によると、2021年卒就活生の内定率は 73.2%となり、6月12日時点の内定率 65.3%に比べると 7.9ポイント上昇したことになります。
しかしながら前年同時期の内定率が 85.1%ですので、11.9ポイントも低いことになります。
この数字だけを見ると、前年よりも今年は物凄く内定率が低いように感じられます。
前年は6月1日時点の内定率が 65.8%、7月1日時点が 85.3%、この1ヵ月間で内定率が 19.5ポイント上昇していました。
今年は6月1日時点の内定率は 56.9%、7月1日時点で 73.2%、この1ヵ月間で 16.3ポイントの上昇でした。
前年よりも、まだ内定率も低く、伸び方も追いついていないような印象は受けます。
前年より、1~1ヵ月半ぐらい、遅れているような感じでしょうか。
面接などの対面の選考は大幅に増加
6月中に就活生が実施した活動を尋ねると、
- Web上での面接を受けた 42.8%(▲9.7ポイント)
- 面接など対面での選考を受けた 40.0%(+18.6ポイント)
- 適性検査や筆記試験を受けた 36.3%(▲8.2ポイント)
- エントリーシートなどの書類を提出した 32.0%(▲13.7ポイント)
- 就職に関する情報を収集した 30.4%(▲7.9ポイント)
という回答でした。
以前のブログで、6月12日時点の活動状況を取り上げました。
その時点と比較しても、面接などの対面での選考を受けた率が大きく伸びています。
コロナウイルス感染拡大の影響はあったものの、6月1日の選考解禁日を境に後れを取り戻すかのように就活は盛んになってきているようです。
就活生の人気の高いJALやANAの航空業界やHISの旅行業等のサービス業、営業に様々な制約をせざる得ない飲食業等、採用活動を中止したり、大幅に縮小している業界もあります。
業界や業種の差が大きくなっていますので、しかっりと見極めてください。
そして、相性の5軸を意識して就活に取り組んでください。
必ず、就活の経験はあなたの人生を豊かにします。