就活の面接解禁から1ヵ月。6月末時点で就活生の4人のうち3人が内々定を獲得しているようです。
内々定を獲得している就活生のうち、7割が就活を終了するといいます。
就職情報最大手の一つ、マイナビが調査結果を公表しました。
2020年3月卒業見込みの全国大学4年生、大学院2年生のマイナビ2020会員を対象とし、2019(令和元)年6月24日~30日の期間、Webアンケートで調査は行われました。
有効回答は 4,755名(文系男子 1,083名、文系女子 2,101名、理系男子 947名、理系女子 624名)でした。
5月末より12.6ポイントも上昇
5月末の内々定率の獲得状況については、以前のブログで取り上げました。
この1ヵ月で内々定獲得率は 12.6ポイントも上昇しています。
4人のうち3人が内々定を獲得していますので、かなり早いペースで就活が進んでいるように見えます。
ところが、前年と内々定獲得率を比べてみると、4月末時点で前年 33.2%、今年が 39.3%で6.1ポイント、5月末時点では前年が 60.3%、今年が 61.8%ですので 1.5ポイント、今年の方が内々定獲得率が高い、つまり、早いペースで就活が進んでいたことがわかります。
6月末時点を比べてみると前年が 76.3%、今年が 74.4%と 1.9ポイントも低くなっています。
前年よりも前倒しで就活はスタートしたものの、ここにきてペースが落ちてきているようです。
ご存じのとおり、アメリカと中国でそれぞれ輸入製品に高い関税を掛ける貿易戦争を始めてしまいました。
そのため、景気の先行きに少し暗雲が広がりつつあります。その結果、少し就活のペースが落ちてきているのでしょうか?
もしそうであるならば、アメリカと中国が歩み寄る姿勢を見せ、少し不安が和らぎましたので、また就活のペースが早くなるかもしれません。
内々定獲得者の7割が就活終了
内々定獲得者に今後の活動を聞くと、「就活を終了する」あるいは「終了している」と答えた人をあわせると 72.1%になりました。
5月末時点では「就活を終了する」あるいは「終了している」と答えた人をあわせて 44.4%でしたので、30ポイント近く就活を終了する人が増えたことになります。
6月末で内々定獲得率が 74.4%で、そのうち 72.1%が就活を終了しますので、全体の5割を超える 53.6%(74.4%×72.1%)の就活生が就活を終了することになります。
逆に考えると、5割近い就活生が就活を続けるということです。
まだまだ就活は続くのです。
焦ることなく、自分と相性の良い企業を探して下さい。
悔いのない就活になるように。