入社前後で4人に3人が抱えるリアルティ・ショックとは?

あなたは、リアルティ・ショックという言葉を聞いたことがありますか?

リアルティ・ショックとは、入社前に抱いていた企業や組織の状況・人間関係・待遇などについてのイメージと入社後の実態にギャップを感じることだそうです。

リアルティ・ショックという言葉自体は初めて聞きましたが、入社前後のギャップについては、以前のブログで取り上げています。

私の経験からいうと、大なり小なりギャップはあると思います。ギャップを感じなかった転職は私はありません。

それでは、実際、若手社員はどのようなリアルティ・ショックを抱えているのでしょうか?

社会人1~3年目の4人に3人がリアルティ・ショック

調査を行ったのは、総合人材サービス最大手のパーソルグループのパーソルキャリア株式会社の若年層向けキャリア支援プロジェクト「CAMP(キャンプ)」と株式会社パーソル総合研究所です。

調査の概要は、2019(平成31)年2月22日~2月25日の期間、インターネットを使って行われました。

調査の対象は、全国の四年制大学生もしくは大学院生と四年制大学もしくは大学院を卒業している就職活動をして就職した社会人です。

サンプル数は、学生が900人、社会人が800人でした。

今回は1~3年目の社会人を対象にした調査結果を取り上げます。

社会人1~3年目の 800人に入社後に何らかのイメージギャップ「リアルティ・ショック」を抱えているかどうか、尋ねると、

  • なんらかのリアルティ・ショックあり   76.6%
  • リアルティ・ショックなし        23.4%

でした。

4人のうち3人が、なんらかのリアルティ・ショックを抱えているということです。

どのようなリアルティ・ショックなのでしょうか?

リアルティ・ショックの具体的内容は?

入社前のイメージよりも実態が悪かったという回答率が高かった上位5位は、

  1. 給料・報酬の高さ       37.4%
  2. 昇進・昇格のスピード     31.9%
  3. 仕事で与えられる裁量の程度  31.5%
  4. 仕事から得られる達成感    31.3%
  5. 働きやすさ(残業・休日など)  30.5%

でした。

社会人1~3年目の人がリアルティ・ショックを受けているということは、いま就職活動をしている学生さんが社会人になったときに同じようにリアルティ・ショックを抱える可能性が高い項目ということです。

逆に言えば、就活中に絶対に確認すべき事項なのです。

社会人になる前に、納得いくまで質問して理解してから会社を選んでください。

それが幸せな社会人になるための第一歩です。

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