2020年卒者の採用広報解禁と同時に1割の就活生が内定獲得

2020年卒者の採用広報解禁から2週間余りが経ちました。

採用広報解禁前の2月1日現在で内定率が 8%であり、昨年よりも1ヵ月早いペースで就活が進んでいるという調査結果を以前のブログに書きました。

それから1ヵ月経ち、採用広報が解禁になった3月1日現在では、さらに早いペースで就活は進んでいるのでしょうか?

3月1日現在の内定率は 13.9%!

2月1日現在と同じく、就職情報大手の株式会社ディスコが調査・公表している「キャリタス就活2020 学生モニター調査結果」を見てみましょう。

2020年3月に卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を調査対象とし、2019(平成31)年3月1日~6日の期間、インターネットで調査を行っています。

回答者数は 1,318人、内訳は文系男子 448人、文系女子 383人、理系男子 340人、理系女子 147人だったようです。

調査結果によると、3月1日現在の内定率は 13.9%でした。7~8人のうち1人が内定を獲得していることになります。

昨年の3月1日現在の内定率は 8.0%、4月1日現在の内定率は 18.8%ということですので、昨年の同時期3月1日と比較すると内定率は 5.9ポイント上回っています。

ただし、今年の2月1日現在の内定率は 8.1%でしたので、2月中はそれほど大きな動きはなかったのかもしれません。

売手市場の中、これからの就職活動は?

これからの就職活動を質問すると、

  1. 気になる企業にはとりあえずエントリーする   69.5%(75.8%)
  2. 個別企業のセミナーにできるだけ参加する    40.0%(49.1%)
  3. できるだけ企業を絞って活動する        31.6%(24.0%)
  4. 学内セミナーにたくさん参加する        24.5%(37.6%)
  5. 就職イベント(合同説明会)にたくさん参加する  23.9%(31.5%)

でした。

まだまだ積極的に活動しようとする姿勢を感じられます。

ところで、( )内は2年前の2018年卒に同じ質問をしたときの割合ですが、比較してみましょう。

この2年で大きく就活生の考え方が変わったのがわかるのではないでしょうか?

2年前は言うならば、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、ということでしょうか。

それが今年は、最初から絞り込もうという意思を感じます。

時間には限りがありますので、絞りたいという気持ちはよくわかります。

わかりますが、私は幅広く話を聞き、しっかりと活動することをお勧めします。

いろいろな業界、様々な職種の人の話を聞くことができるのは、就職活動の大きなメリットだと思っています。

自分の知らなかった発見が生まれるのです。

売手市場だからこそ、あせる必要はありません。

じっくりと話を聞き、本当に自分と相性の良さそうな企業を選んでください。

就職活動を楽しみ、納得のいく結果となりますように。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする