以前のブログで、6月末時点で、就職情報大手のマイナビの調査によると、2019年3月卒業見込みの大学4年生と大学院2年生の4人のうち3人は内々定をもらっていること、内々定をもらっているかどうかにかかわらず、全体の4割の人は就職活動を継続していることを取り上げました。
就職活動はこれから終盤戦!!
就職活動はまだ続いているのです。
実際、2018(平成30)年7月25日の日本経済新聞朝刊には、「就活 終盤戦 サポート厚く」という記事が掲載されていました。
記事によると、各大学の就職課の感触をまとめると、内々定獲得率は6~8割になるようです。就職活動がうまくいっていない人は、就職課に連絡しない傾向がありますので、本当はもう少し低いのかもしれません。
そういった中で、いろいろな大学がサポートを手厚くしているようです。
例えば、明治大学では、「7月以降も就職実績がある企業の学内選考会などを、来年2月まで実施」するといいます。
年を越えても就職活動をサポートすることを計画しているということですから、あきらめることなく納得いくまで就職活動を続けるべきでしょう。
また、今、日本で一番受験生の多い近畿大学では、「7月時点で内々定がない学生を対象にキャリアセンター職員がマンツーマンで指導」するそうです。
くじけそうになったときに、マンツーマンで相談できる人がいれば、とても心強いのではないでしょうか。
それ以外の大学でもいろいろなサポートをされているようですので、就活生のみなさんは、積極的に活用してください。
中小・中堅企業にも目を向けて!
今までにも何回か取り上げましたが、リクルートワークス研究所が発表している大卒求人倍率をあらためて見てみましょう。
企業規模別に大卒求人倍率は、
- 従業員 300人未満…………9.91倍
- 従業員 300人~ 999人…1.43倍
- 従業員 1,000人~ 4,999人…1.04倍
- 従業員 5,000人以上…………0.37倍
と発表されています。
今までのブログでは、従業員 300人未満と 5,000人以上を取り上げてきました。見ていただくとわかるとおり、従業員 1,000人~ 4,999人の企業で約1倍、就職したい人の数と企業が採用したいと考えている人の数がほぼ同じ。
従業員が 300人~ 999人の企業でも同じくらいです。
いかに就活生のみなさんが、従業員 5,000人以上の企業を希望しているか、よくわかります。
しかしながら、そこは非常に厳しい倍率の世界です。
だからこそ、もっと視野を広げて、倍率の低い世界で自分と相性のよい企業を探してみてはいかがでしょうか。
内々定者の辞退のために、採用活動を再開した企業もあるように聞きます。
あきらめることなく、折れることなく、納得のいく就職活動を続けてください。
それがきっと、将来の幸せにつながるのですから。