史上最高値を更新している株価!臆病者も投資するべきでしょうか?

「日経平均株価 史上最高値」

2024年2月22日の東京株式市場で日経平均株価終値は39,098円63銭をつけて史上最高値を34年2か月ぶりに更新。

34年前はまさにバブルと言われた時代、1989年12月29日につけた38,915円。

この7月に入ってさらに高値更新のニュースをよく耳にするようになりました。

今年、2024年1月に政府が強引とも思えるほど推し進め、導入した新しいNISA(ニーサ)制度が更新に貢献しているのでしょうか。

NISAは少額からの投資を行う方のために、2014年1月にスタートした「小額投資制度」のことです。

金融庁が特設ウエブサイトまで作って、浸透させようとしている制度です。

株価の上昇と政府の推し進める新NISA制度によって、投資を始めようと思った方も多いのではないでしょうか。

今から投資を始めよう、もう一度ゼロから投資を学びたいと思っているみなさんにお勧めの一冊です。

著者は、以前のブログで紹介しました『人生は攻略できる』を書かれた橘玲氏。

橘玲氏の提唱されている最終結論は、非常にシンプルであり、今、いろいろな方々が推奨されている投資方法と変わりません。

この著書は2006年4月20日に第1刷発行となっていますから、今、多くの人が推奨しブームとなっている方法を一足先に紹介されていると言えるかもしれません。

しかも、その結論に至るまでのストーリーがわかりやすく、面白く書かれていますので、橘玲ワールドに引き込まれてしまいます。

そして、この推奨する投資方法が有効なのは、株式投資が

①株式投資は確率のゲームである(「ぜったい儲かる方法」はない)

②株式市場はおおむね効率的であるが、わずかな歪みが生じている(その歪み  は、有能な投資家によってすぐに発見されて、消滅してしまう)

③資本主義は自己増殖のシステムなので、長期的には市場は拡大し、株価は上昇する。(それがいつになるかはわからないが)

ゲームだからだといいます。

そして、株式投資を突き詰めていくと、

最大の資産はあなた自身である

という結論に行きつきます。

会社員として、あるいは自営業者として働くことによって得る所得。それを稼ぎ出すのは能力とか経験。つまり、自分自身。

したがって、株式投資もいいけれども、自分自身が資産であることを自覚して、自分自身に投資することが最も大切なのです。

単なる、株式投資の推奨本とは、大きき異なる主張です。

株式投資がブームとなる時代だからこそ、橘玲ワールドに浸って、原点に立ち戻ってみませんか。

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