7月1日時点の内々定率は84%、就活終了者は全体の7割

「はたらくを、もっと豊かに。」をモットーに、採用サービスを展開している株式会社ディスコが7月1日時点の内々定率は 84%になったこと、また就活終了者が全体の7割を上回ったと発表しました。

調査は、2020年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象とし、2019(令和元)年7月1日~7月5日の期間、インターネットを活用して行われました。

回答者数は 1,261人(文系男子 411人、文系女子 382人、理系男子 312人、理系女子 156人)でした。

内々定率は 84.0%、前年同期を 2.9ポイント上回る

7月1日時点の内々定率は 84.0%で、6月1日時点と比べて 12.9ポイント伸びています。

前年の7月1日時点の内々定率は 81.1%ですので、今年は前年を 2.9ポイント上回っています。

内々定率の推移を見てみると、4月1日時点が 26.4%、5月1日時点 51.1%、6月1日時点 71.1%、7月1日時点 84.0%でした。

以前のブログで取り上げているように、同じような調査をマイナビも行っていますので、内々定率の推移を見てみると、3月31日時点 12.7%、4月30日時点 39.3%、5月31日時点 61.8%、6月30日時点 74.4%となっています。

1日違いではありますが、ほぼ同じ時期に行われている調査を比較すると、マイナビの調査の方が10ポイント程度、低い結果になっています。

この差は以前のブログでも取り上げましたが、回答者の中に占める文系・理系の割合、特に内々定を獲得できるのが遅めの文系女子の割合が影響していると推測されます。

就活終了者は全体の72.0%

就活終了者は全体の 72.0%、前年の7月1日時点での就活終了者は全体の 68.2%でしたので、今年は前年同期よりも 3.8ポイント上昇しています。

就活継続者は内々定はあるが活動を継続している就活生が全体の 12.0%、内々定がなく継続している就活生が全体の 16.0%、あわせて全体の 28.0%が就活を継続しているのです。

内々定を獲得できていない未内々定者に見通しを尋ねると、近々内々定をもらえる見通しが立っていると回答した就活生は 10.4%でした。

未内々定者のうち、10人のうち9人は内々定を獲得できる見通しが立っていないことになります。

このような調査結果を見ると、未内々定者の方は取り残された感じがして、不安になるかもしれません。

しかし、このような調査には、自分の思い通りに進行していない人は回答しない傾向があるはずです。

報道されているよりも、実際は未内々定のため、就活を継続する就活生は多いです。

だからこそ、7月から採用活動を始める企業もまだまだあるのです。

リクルートスーツを着て、ビジネス街を歩く就活生もまだまだよく見かけます。

焦ることなく、就活を継続してください。

少なくとも、悔いを残さないように活動しましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする