あなたは、転職は35歳までと言われていたのを知っていますか?
35歳を超えると転職は無理、と言われていたのです。
「言われていた」と過去形にしたのは、40代でも50代でも転職ができるようになってきた、と思えるような調査結果が公表されているからです。
以前のブログで取り上げた大卒求人倍率を公表している、株式会社リクルートの人と組織に関する研究機関であるリクルートワークス研究所の調査結果を取り上げます。
調査は、従業員規模5人以上の全国の民間企業を対象に、2018(平成30)年10月9日~11月13日の期間、電話とFAXを使って行われました。
2018(平成30)年度上半期に中途採用を実施した 3,383社の回答を集計しています。
中途採用した企業の約5割が40代でも採用
2018(平成30)年度上半期に中途採用した企業の採用年齢層を聞いてみると、
- 10代・20代 58.1%
- 30代 66.8%
- 40代 48.8%
- 50代 22.9%
- 60代以上 5.9%
でした。
中途採用を行った約5割の企業で40代の採用実績があるのです。
50代でも2割を超える企業に採用実績があるということです。
大卒求人倍率は、企業規模によって大きな差がありますが、中途採用の年齢層も差があるのでしょうか?
7割の大企業が40代を採用
従業員 100~299人、いわゆる中小企業の採用年齢層を見てみると、
- 10代・20代 51.5%
- 30代 58.4%
- 40代 42.9%
- 50代 21.6%
- 60代以上 6.8%
従業員 5,000人以上の大企業では、
- 10代・20代 74.2%
- 30代 85.4%
- 40代 70.0%
- 50代 32.6%
- 60代以上 6.0%
でした。
従業員 5,000人以上という大企業でも、40代を7割、50代を3割強の企業が採用しているのです。
昔、転職市場でよく言われていた転職35歳限界説は、人手不足のためか、覆されたようです。
年齢を理由に転職をあきらめる必要はないということでしょう。
そういえば、私が最初に転職したのは34歳になる直前。
その後、35歳を超えてからも何回か転職を行いました。
直近の転職は49歳。50歳になる2ヵ月ちょっと前でした。
40代で複数回の転職を経験しました。
私の経験から言えることは、転職において35歳の壁は乗り越えることができるということです。
大切なことは、年齢にかかわらず、必要とされる知識や知恵を身に着けることです。
人生 100年時代、いつもでも必要とされる知識や知恵を探しましょう。