3月1日の採用広報解禁と同時に就活生の1割が内定を獲得しているという、株式会社ディスコの調査結果を以前のブログで取り上げました。
同じような調査結果があさがくナビを運営している株式会社学情から発表されました。
調査は、2020年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、2019(平成31)年3月1日~3月10日の期間、インターネットを使って行われました。回答者数は 639人でした。
この調査によると、今回の調査時点で内定を獲得している就活生は 12.4%でした。株式会社ディスコの調査結果は 13.9%でしたので、両調査とも10人に1人以上が早くも内定を獲得しているという結果になっています。
早くも複数の企業から内定を獲得している人も
2020年3月卒の採用市場も売手市場といわれていますので、複数の企業から内定を獲得できる就活生も多いでしょう。
採用広報解禁時点で内定を獲得している就活生に何社の内定を獲得しているか、質問したところ、
- 1社 76.6%
- 2社 19.7%
- 3社 2.9%
- 4社 0.8%
でした。
なんと早くも内定を獲得している就活生の4人に1人が複数の企業から内定を獲得しているのです。
採用広報解禁から10日間で行われている調査で内定を獲得している就活生はいつぐらいに最終面接を受けていたのでしょうか?
最終面接の時期は、
- 2018(平成30)年12月以前 32.0%
- 2019(平成31)年1月 12.8%
- 2019(平成31)年2月 46.8%
- 2019(平成30)年3月 8.5%
とのことです。内定を獲得している3人に1人は、昨年のうちに最終面接を受けていたようです。
かなり早い時期から就職活動をしていたことがよくわかります。
こんなに早い時期に内定を獲得した就活生はその企業に入社するのでしょうか?
強く希望しているのは5人に1人
1社から内定を獲得している就活生にとって、内定を得た企業は、
- 第一志望の企業 19.0%
- 第二志望の企業 19.7%
- それ以外の志望群 61.3%
とのことです。
さらに内定を獲得した企業への入社意志を質問すると、
- 強く入社を希望する 18.0%
- 他企業で内定を得られなければ、入社を検討 66.1%
- 入社する気はない 15.9%
でした。
複数の企業から内定を獲得している就活生に、同じ質問を最も入社意志の強い企業に対して行うと、
- 強く入社を希望する 23.1%
- 他企業で内定を得られなければ、入社を検討 73.5%
- 入社する気はない 3.4%
でした。
内定を獲得している就活生もまだまだ就活を続ける意思が見てとれます。
まだまだ就活は始まったばかり。
あせらず急がず、多くの人とあって、最も相性の良い企業との出会えますように!