あなたの会社の働き方改革を評価すると点数は何点になりますか?
政府の掛け声もあり、働き方改革に取組んでいる会社が多いのではないでしょうか?
あなたの会社、あなたの家族のみなさんが働いている会社はいかがでしょうか?
平成があと半年で終わろうとしているのに、まだ働いている会社は昭和的である、と評価している会社員が過半数を超えていることは、以前のブログで取り上げました。
また、4割の会社、従業員 1,000人以上に限ると6割の会社が、働き方改革に取組んでいる、ということも以前のブログで取り上げました。
今回は、働いている人が自分の会社の働き方改革を評価した点数について、取り上げます。
働き方改革の評価点は 48.5点!?
日経キャリアNETが行った調査の概要は、
- 調査対象:「日経キャリアNET」登録会員(年齢は21~59歳)
- 調査期間:2018(平成30)年7月26日~8月8日
- 調査方法:メールで依頼し、Webサイトで回答
- 回答者数:849人
でした。
現在勤めている会社の働き方改革に 100点満点で点数をつけてもらうと、平均は 48.5点でした。
平均点の 48.5点というのは評価が難しいのですが、もう少しよく見ると、なんと0~10点と答えた人が 17%、5人に1人もいるのです。
一方で、91~100点と答えた人は 4%、25人に1人しかいないのです。
まだまだ多くの会社の取組みは不十分、一部の会社は全く取り組んでいないという評価をされているということです。
それでは、やっと働き方改革関連法案も成立し、これから働き方は変わっていくと思っているのでしょうか?
法案が成立しても、働き方は変わらない??
働き方改革関連法案の目玉は、有給休暇取得の義務化と時間外労働(残業時間)の上限規制です。
それぞれについて、法案が成立したことにより、変わっていくのでしょうか?
有給休暇の取得義務化によって、
- 大変良くなると思う 9.8%
- やや良くなると思う 29.6%
- 変わらない 54.9%
- やや悪くなると思う 3.8%
- もっと悪くなると思う 2.0%
という結果でした。
時間外労働(残業時間)の上限規制によって、
- 大変良くなると思う 4.2%
- やや良くなると思う 22.4%
- 変わらない 62.3%
- やや悪くなると思う 7.5%
- もっと悪くなると思う 3.5%
という結果でした。
良くなると思っている人が3割前後、変わらないと思う人が6割前後、どちらかというと悪くなると思っている人が1割前後という感じでしょうか。
残念ながら現時点では、法案が成立しても変わらないと思っている人が多いのです。
なぜ、変わらないと思うのでしょうか?
それは変えようとしないからではないでしょうか。
変化に対応できるものが生き残れるといわれますが、私は、変化を起こせるものが生き残れると思っています。
受け身ではなく、能動的に行動することが大切なのです。
法案が成立しても、何か変わるまで待つのではなく、変化を生み出さなければならないのです。
難しくはありません。
有給休暇の申請をすること。
いつもより30分早く帰ること。
最初の一歩目は小さくていいのです。
小さな一歩を繰り返せば、変わります。
さあ、まず最初の一歩を踏み出しましょう!