あなたは、ぐっすり眠れていますか?それとも睡眠不足ですか?
日本人は睡眠不足だと言われます。
睡眠不足の日本人のために、睡眠健康推進機構(公益財団法人 神経研究所)は春と秋、それぞれに睡眠の日を定め、睡眠健康への意識を高める活動を行っています。
ちなみに、春の睡眠の日は、3月18日(春の睡眠健康週間 3月11日~3月25日)、秋の睡眠の日は、9月3日(秋の睡眠健康週間 8月27日~9月10日)となっています。
みなさんは、知っていましたか?恥ずかしながら、私は知りませんでした。
それでは、本当に日本人は睡眠不足なのでしょうか?
1566(永禄9)年、今から450年以上前に創業し、今でも寝具販売を行っている西川産業株式会社が9月3日の睡眠の日にあわせて、「東京西川睡眠白書2018」を公開しています。
調査の概要は?
調査の概要は、以下のとおりです。
- 調査対象者:日本全国に居住する18~79歳男女
- 回収サンプル数:10,000名
- 調査期間:2018(平成30)年7月4日~7月9日
- 調査手法:WEBパネル調査
- 調査会社:株式会社クロス・マーケティング
調査の結果、やはり日本人は睡眠不足だったのでしょうか?
半数の人が「不眠症の疑いあり」!
みなさんは、「アテネ不眠尺度」を知っていますか?
世界保健機関(WHO)が中心になって設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」が作成した世界共通の不眠症判定法に基づいた判定基準です。
8つの質問に対する回答を最大24点で数値化し、客観的に不眠症を測定しようとしたものです。
その指標を当てはめると、全体の約半数である 49.3%の人に不眠症の疑いがあるというのです。
睡眠に不満がある人は7割!
睡眠の質について質問したところ、「少し不満」「かなり不満」「非常に不満、まったく眠れない」と、睡眠に不満がある人は、
- 全体 68.3%
- 20代 73.6%
- 30代 74.8%
- 40代 76.4%
- 50代 70.4%
- 60代 58.5%
- 70代 54.2%
という結果になったといいます。
全体で約7割、20代から50代までは4人に3人が睡眠に不満をもっているという結果になったのです。
通勤時間帯に電車の中で眠っている人をよく見かけますが、それだけ睡眠が不足しているのでしょう。
睡眠時間が足りていると感じている人は3人に1人!
それでは、睡眠時間が足りていると感じている人はどれくらいおられるのでしょうか?
睡眠時間が「十分である」と答えた人は、
- 全体 34.9%
- 20代 29.2%
- 30代 28.1%
- 40代 26.1%
- 50代 29.9%
- 60代 45.9%
- 70代 51.8%
という結果になったといいます。
全体で3人に1人、20代から50代までは3割未満しか、睡眠時間が十分であると答えた人はいないのです。
睡眠不足は、作業効率を落とすといいます。また、認知症になりやすくなるとも言われます。
もっと睡眠について真剣に考えませんか?
幸せになるためにも、睡眠は大切なのです。