第2新卒が入社先を決めるのに最も重視するのは勤務地、という調査結果を若手社員をターゲットにした就職情報大手の株式会社学情が公表しました。
調査は、20代専門転職サイトである「Re就活」へのサイト来訪者を対象に、2020(令和2)年6月1日~6月4日の期間、「Re就活」サイトにアンケートのポップアップ表示を行い、回答してもらっています。
有効回答数は 851名でした。
「勤務地」「年間休日」「年収」が上位
求人を探す際に妥協できない条件を尋ねると、
- 勤務地 62.2%
- 年間休日 59.3%
- 年収 34.7%
- 転勤なし 33.5%
- 賞与 32.4%
- 職種 25.3%
- 社宅/家賃補助などの各種手当 21.4%
- 残業なし 15.4%
- 退職金あり 12.7%
- 業種 11.2%
- 在宅勤務可 6.2%
- UIターン歓迎 1.2%
でした。
勤務地と年間休日を特に重視して就職先を探そうという意識が、物凄く強いような印象を受けます。
私が思っていたよりも重視されていないな、と思ったのは、在宅勤務です。
新聞報道やTVニュースを見ていると、在宅勤務を希望している人が多いような印象を受けますが、この調査によると、それほど重視されていないようです。
相性の5軸を重視しましょう!
私が就職先を決めるのに重視して欲しいのは、以前のブログで取り上げた相性の5軸であり、自分自身の価値観です。
相性の5軸とは、
- 重んじるのは「競争」または「協調」?
- 発想は「革新」または「伝統」?
- 判断の基準は「理性」または「情」?
- 評価の基軸は「行動」または「思考」?
- 求められるのは「スピード」または「緻密」?
どちらが良い、というのではないのです。
企業の歴史・ステージや業界で、異なるのは当然でしょう。
今、注目されているAI業界の起業間もないスタートアップ企業と伝統ある京都の和菓子屋で比べてみると、スタートアップ企業は「競争」「革新」「理性」「行動」「スピード」、和菓子屋は「協調」「伝統」「情」「思考」「緻密」というイメージではないでしょうか。
もちろん、和菓子屋には「革新」は必要ないというわけではありません。必要ではあるが、「革新」よりは「伝統」を守ろうという発想が強そう、ということです。
入社しないとわからないことも多いのですが、相性の5軸の観点でしっかりと企業を調べ、話を聞き、入社するかどうか、決めてください。
そうすれば、きっと納得のいく転職ができるでしょう。