多くのビジネスパーソンにとって、令和初の忘年会は2時間以内で1回以下が適当な時間・回数という調査結果がシチズン時計株式会社から公表されました。
調査は、2019(令和元)年10月15日~16日の期間、インターネットを活用して行われました。
回答者は、男女それぞれ、20代50人、30代50人、40代50人、50代以上50人の合計400人のビジネスパーソンです。
まず、ビジネス関連の忘年会の適当な回数を尋ねると、
- 1回 52.0%
- 0回 36.3%
- 2回 9.0%
と、1回以下と答えたビジネスパーソンが約9割(88.3%)ということになります。
年の瀬は何となく慌ただしく感じることもあり、年明けてからの新年会を望んでいるのかもしれませんが、それにしてもかなり少ない印象です。
小さいお子さんがおられたり、介護をされていたり等々、様々な家庭の事情もありますので、一概には言うべきではないのでしょうが、少々寂しい気もします。
忘年会は苦労を忘れるための宴会
そもそも忘年会とは、デジタル大辞泉によると、「年末に、その1年の苦労を忘れるために行う宴会」のことを意味しているようです。
忘年会とは、1年間ともに働いた仲間で、慰労し合う宴会なのです。1年の感謝を表す宴会と言えるかもしれません。
宴会という形ではなく、感謝をし合えばいいのでしょうが、上手くお酒の力を借りることで表現できることもあると思うのです。
ですから、もう少し忘年会に前向きになってもいいのではないでしょうか。
それでは、回数は1回として、2次会も含めた忘年会のトータルの適当な時間はどのくらいでしょうか?
約6割が2時間以内が適当
ビジネスの忘年会で2次会も含めた忘年会の適当な時間を質問すると、
- 2時間 34.0%
- 3時間 15.0%
- 30分以内 13.8%
- 4時間 10.0%
- 1時間半 8.5%
で、さらに1時間という回答も 3.8%でしたので、2時間以内の回答が約6割(60.1%)となります。
2時間以内となると、おそらく2次会までいけないでしょう。
翌日の体調も考えてでしょう、あまり遅くまでは忘年会を行わないようです。
プライベートな忘年会について、同じように尋ねると、
- 4時間 19.0%
- 2時間 18.8%
- 3時間 16.0%
- 30分以内 13.8%
- 5時間以上 11.0%
という回答でしたので、ビジネス仲間よりもプライベート仲間とゆっくり話したいという気持ちが表れています。
ビジネスには上下関係やライバル関係がついて回りますので、気の置けないプライベートの仲間の方が話し易いですし、話しても楽しいと思いますので、当然の結果かもしれません。
お酒があろうがなかろうが、ビジネス仲間であろうが友人であろうが、1年間の慰労と感謝をすること、それが忘年会ですから、時間とお金が許す限り、楽しむべきでしょう。