第二新卒は転職先に良好な人間関係を求めていることは、以前のブログで取り上げました。
第二新卒が求めている職場におけるサポート、人間関係の実態調査をリクルートマネジメントソリューションズが行っています。
調査は、管理職、役員、経営者は除く、従業員 300名以上の企業に3ヵ月以上勤務している正社員を対象に、2019年3月にインターネットを活用して行われています。
有効回答数は 603名でした。
85%以上が直接サポートを求めている
仕事を進めるにあたって、仕事を手伝ってくれる、折衝・調整など、問題解決に介入するなど、直接的な課題解決のサポートをする直接サポートを必要としているかどうかを尋ねると、
- とても必要である 25.5%
- 必要である 35.3%
- どちらかといえば必要である 25.4%
- どちらかといえば必要ではない 6.6%
- 必要ではない 1.7%
- まったく必要ではない 5.5%
でした。
「とても必要である」から「どちらかといえば必要である」までを足すと 86.2%になります。
ほとんどの人が何らかのサポートを必要としているといえるでしょう。
その一方で、周囲による直接サポートは十分かどうか、尋ねると、
- とても十分である 7.5%
- 十分である 21.7%
- どちらかといえば十分である 33.3%
- どちらかといえば十分ではない 19.7%
- 十分ではない 7.8%
- まったく十分ではない 10.0%
でした。
「とても十分である」から「どちらかといえば十分である」までを足すと 62.5%になります。
直接サポートが必要と 86.2%の人が答えるのに対し、サポートをしてもらっていると答えたのは 62.5%ですので、4人のうち1人がサポートに対して不満を持っていると考えられます。
なぜ、このような差が生まれるのでしょうか?
必要な支援を求めているのは4人のうち3人
次に、仕事を進めるうえで、必要なときに必要な相手に支援を求めたり、相談しているかどうか、尋ねると、
- 十分にしている 10.4%
- している 27.7%
- どちらかといえばしている 36.8%
- どちらかといえばしていない 12.4%
- していない 5.6%
- まったくしていない 3.6%
- 分からない、答えられない 3.3%
でした。
「十分にしている」から「どちらかといえばしている」までを足すと 74.9%と4人のうち3人となります。
4人のうち1人は必要な支援を求めたり、相談をしていないということです。
求めないと周りからはわからないことも多々あります。
なぜ求めないのか、あるいは、求められないのか、その会社の雰囲気(社風)が表れているのではないでしょうか。
必要なサポートを気軽に求めることができる人間関係を築ける会社。
それが幸福な働き方ができる会社なのです。