2021年卒大学生のインターンシップがもう始まっているようです。
2020年卒大学生の就活がまだまだ続いていますが、一方で2021年卒大学生のインターンシップも夏休みに一斉に行われます。
もうインターンシップに参加した人、参加したいインターンシップを探している人、参加するかどうか迷っている人等々、いろいろおられるのではないでしょうか。
実際はどのような状況なのでしょうか。
就職情報最大手の株式会社マイナビが、2019(令和元)年7月23日に発表した「2021年卒マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査」を取り上げます。
調査は、マイナビ2021会員のうち、2021年春に卒業予定の大学生・大学院生を対象に、2019(令和元)年6月20日(木)~6月30日(金)の期間、Web上のアンケートフォームで回答してもらい回収したようです。
有効回答者数は 6,336名(文系男子 983名、理系男子 1,099名、文系女子 3,092名、理系女子 1,162名)でした。
早くもインターンシップ参加経験者は2割超え
調査が行われたのは6月下旬ですが、早くもインターンシップに参加経験ありとの回答が 23.8%に達しています。
4人に1人がすでに参加したことになります。
この調査は昨年、初めて行われたため、過去との比較は昨年としかできません。
昨年のこの時期の参加経験は 18.8%ということなので、今年の方が5ポイント上回っています。
現時点でインターンシップに参加したくないとの回答は 0.6%でしたので、ほとんどの2021年卒大学生はインターシップに参加しようと考えているようです。
それでは、どのような基準でインターシップを選んでいるのでしょうか。
参加しやすい場所で短期間のインターンシップが選ばれる
インターンシップのプログラムを選択する際の基準を尋ねると、
- 参加しやすい場所で開催される 59.0%
- 参加期間が短期間である 51.3%
- もらえるものや具体的な補助がある 31.9%
- プログラムの種類がたくさんある 23.9%
- 参加にあたって選考がない 19.2%
という回答でした。
参加しやすい場所で、短期間で、何か補助をしてもらえればありがたい、というような感じでしょうか。
かつて経団連は、インターシップは5日間以上という下限を主張していました。
しかしながら、5日間のプログラムをつくり、実行する企業の負担は大きいため、どうしても参加者を絞り込まざるを得ません。
参加する側としても、これから業界や業種を絞り込もうとしている段階ですから、一つの企業で長期間拘束されるよりも、複数の企業のインターンシップに参加してみたいと思っている人も多いのです。
企業側、参加者側のそれぞれのニーズも考慮して、現在では日数の下限は撤廃されています。
そのため、ますますワンディのインターンシップが増えていますが、何を知りたいのか、何を感じ取りたいのか、明確にしておきましょう。
そうすればたとえワンディでも、有意義なインターンシップになります。