就活生の75%がAI(人工知能)・IT関連の職種を希望していないという調査結果が公表されています。
今までに単純労働者や肉体労働者を中心にAI(人工知能)に日本人の仕事の半分が奪われるという研究結果、逆に頭脳労働者が先に仕事を奪われるという書籍を以前のブログで取り上げてきました。
いずれにしても、AI(人工知能)を創造する人と、AI(人工知能)に使われる、あるいは仕事を奪われる人に分かれることが予測されています。
もし今、私が就活生であれば、AI(人工知能)に仕事を奪われないため、AI(人工知能)を創造する仕事を目指すと思います。
しかし調査結果は、就活生の75%、つまり4人に3人はAI(人工知能)やIT関連の職種を希望していないというのです。
なぜでしょうか?
調査の概要は?
調査は就職情報大手の株式会社マイナビが、2020年3月卒業見込みの全国大学4年生、大学院2年生のマイナビ2020の会員を対象に、2019(平成31)年4月24日~4月30日の期間、WEBアンケートによって行っています。
有効回答者数は 7,342名(文系男子 1,439名、文系女子 3,701名、理系男子 1,098名、理系女子 1,104名)でした。
私の経験からいうと、どうしてもIT関連の職種を希望する傾向は理系の就活生の方が高いです。
有効回答者数の7割が文系であること、理系の回答者の中でも情報系は 224名(全回答者数 7,342名のうち3%)とかなり少ないことが、AI(人工知能)・IT関連職種を希望する人が少ない結果に繋がったのかもしれません。
希望するのに困難と感じることは?
AI(人工知能)・IT関連職種を希望するのに困難と感じることを質問すると、
- どの程度のプログラミングスキルを求められるのか基準がわからない 61.1%
- 選考でみられているポイントがわからない 25.5%
- AI・IT関連の職種で必要とされる能力がわからない 24.4%
- 自分のスキルを言語化することが難しい 20.5%
- AI・IT関連の職種で必要とされる能力の違いがわからない 15.6%
でした。
AI(人工知能)は、例えば洗濯機といったような家電製品に活用されているのですが、その働きや効果を実感しづらいと私は思います。
就活生もAI(人工知能)といわれても、仕事の内容がわからず、働いているイメージが湧かないのではないでしょうか?
もっとAI(人工知能)を身近なものと感じられれば、もっと希望者は増えるのではないでしょうか?
多くの企業でインターンが始まろうとしています。
ぜひ、積極的にAI(人工知能)にも挑戦してください。
そうすれば、きっと自分に合った職場、仕事に出会える可能性が高くなります。