みなさんご存知のとおり、来年、2019年4月30日をもって平成が終わることになっています。
前年号の昭和が終わって30年が経ち、平成も終わろうとしているのです。
そのような時代でありながら、過半数を超える会社員が、自分が勤める会社は昭和的である、と評価しているというのです。
興味深い調査ですので、もう少し詳しく見ていきましょう。
調査をしたのは「LINE WORKS」の会社
この「昭和的働き方についての意識調査」を行ったのは、ワークスモバイルジャパン株式会社です。
みなさんは、この会社を知っていますか?
多くの方が使っているLINEのビジネス版である「LINE WORKS」を運営している会社なのです。
使い勝手はほとんどLINEと同じですが、セキュリティを強化し、それこそ働き方改革のために企業に使ってもらおうというのが「LINE WORKS」なのです。
今回の調査の概要は以下のとおりです。
- 調査エリア:全国
- 調査実施時期:2018(平成30)年6月25日(月)~6月27日(水)
- 調査対象者:20~59歳の正社員
- 有効回答者数:624名(男性 427名、女性 197名)
- 調査方法:インターネット調査
勤める会社を「昭和的」と評価したのは?
勤める会社の働き方について聞いてみると、
- 昭和的な会社だと感じる 54.6%
- イマドキな会社だと感じる 19.6%
- どちらでもない 25.8%
という結果になったといいます。
過半数の会社員が昭和的だと感じ、逆にイマドキの会社だと感じている人は5人に1人しかいないというのです。
みなさんはの会社はいかがですか?
昭和的な会社ですか?それとも、イマドキの会社ですか?
ところで、昭和的な働き方とはどのような働き方なのでしょうか?
昭和的な働き方のイメージは?
昭和的な働き方のイメージを聞いてみると、
- 休暇が取りづらい(有給、病欠、産休、介護など) 56.3%
- 働く時間が長い 47.9%
- 残業が評価される 43.3%
という結果だったようです。
それでは逆に、イマドキな働き方のイメージはどのようなものでしょうか?
- 休暇が取りやすい(有給、病欠、産休、介護など) 54.3%
- 仕事が終わればすぐに帰ってもよい雰囲気がある 45.5%
- 残業時間と評価は関係ない 43.3%
と、まさに昭和的とは真逆の働き方がイマドキな働き方のイメージになっています。
何となくイメージがわいてきたのではないでしょうか?
それでは、昭和的な働き方について、どのように思っているのでしょうか?
2割の会社員が評価し、3割の人は評価していません
昭和的な会社・働き方についてどう思うか聞いたところ、
- 良いと思う 18.1%
- どちらでもない 51.8%
- 悪いと思う 30.1%
という回答になったようです。
興味深いのは、年代別にみると、「悪いと思う」という回答は50代が21.2%だったのに対し、20代は45.5%となったことでわかるように、年代別の差がはっきりと表れたことです。
若い人は、休暇が取りやすい、早く帰れる、残業と評価は関係ないというイマドキな働き方を望んでいるのでしょう。
しかしながら、上司や先輩はあまりそのような働き方を認めていない会社が多いのだろうな、と働いている様子が目に浮かんでくるのではないでしょうか。
世代間のギャップはあって当然なのです。
そのうえで、この世代間のギャップはどうすれば埋まるのか、みなさんも考えてみませんか?