よく働き方改革を進めるためには、
- IT(Information Technology)
- AI(Artificial Intelligence)
- IoT(Internet of Things)
を活用しなければいけない、と言われます。
正直、よくわからないというか、腑に落ちないこともあり、大塚商会さんが開催している「実践ソリューションフェア2018」に参加してみました。
参加企業、参加者の多さにビックリ。
まず参加企業の多さにビックリしました。展示品が多すぎて、時間の関係であまり見て回ることはできませんでした。
セミナーの数もすごい数です。1日目は特別セミナーが3、ソリューションセミナーが29、2日目は特別セミナーが3つ、ソリューションセミナーが30もあるようです。私は、1日目に行って2つのソリューションセミナーを受講しました。
紙の手書き業務を電子化するi-Reporter
業界にかかわらず作業現場では日報等の報告を手書きしておいて、それをパソコン等に打ち込んでいないでしょうか。その作業をタブレット等を使ってできてしまうのがi-Reporterです。
利用することによって、
- ペーパレス化および入力工数削減によるコストダウン
- 業務の効率化によるスピードアップ
- 情報の精度および鮮度の向上
が図れるようです。
その効果とは別のところで、私が感心したのは、
- エクセルで作成した入力画面を取り込める
- 入力が手書きでできる
- 写真や画像が簡単に取り込める
の3点です。
現場作業者から見た場合、今までと同じ帳票に、同じように手書きできて、必要な写真も簡単に取り込めて加工までできるということになります。
新しいシステムを導入する場合、人は変化を恐れる生き物ですから、変わることに対するストレスが一番高いハードルです。
このシステムは現場作業員にストレスをかけることなく、ITを活用して業務のスピードアップ、コスト削減をはかれるというのが、一番の魅力だと思います。
生産性向上および技能伝承をはかれるOTRS
OTRSは、
- 現場の動画を活用、シュミレーションして作業改善を促進できる(生産性向上)
- 高技能者の手順や動作を動画で伝えるコンテンツを簡単に作成できる(技能伝承)
というのが、OTRSというソフトウエアの売りです。
私が利用してみたいと思ったのは、
- 2つの動画を比較再生できる
- 動画マニュアルが簡単につくれる
- ムダ取りをした場合等のシュミレーションが簡単にできる
という3点の理由からです。
紙に写真を張り付けただけではわからない、言葉では表現しづらい技能が動画を活用することによって伝わってきます。
高技能者と自分の技能の差も動画で簡単に比較できます。
昔から職人の世界では、よく「見て覚えろ」と言われますが、それをITを使って効率的にできるということになります。
高技能者が持つ技(技術+技能)を場所を超えて、時間(世代)を超えて伝えることができるということが一番の魅力だと思います。
この2つ以外にもいろいろありました。食わず嫌いにならず、ぜひ試してみてください。