学情調査では前年同時期と比べて内定率は ▲11.6ポイント

学情調査では前年同時期と比べて内定率は ▲11.6ポイントになったようです。

コロナ感染再拡大が心配される中、早くも就活イベントを復活させた株式会社学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、2020(令和2)年7月1日~7月10日の期間、インターネットを活用したアンケート調査を行ったようです。

回答者数は 1,101人でした。

7月1日時点の内定率は 62.8%

調査結果によると、7月1日時点の内定率は 62.8%だったといいます。

6月1日時点の内定率が 51.8%でしたので、この1ヵ月で 11.0ポイントも上昇したことになります。

この1ヵ月で大幅に上昇したとはいえ、前年同時期の内定率は 74.4%でしたので、前年に比べて 11.6ポイントも下回っています。

6月1日時点が前年同時期を 5.4ポイント下回る 51.8%でしたので、この1ヵ月で前年同時期との内定率の差がさらに大きくなっています。

以前のブログで取り上げた株式会社ディスコの調査では、7月1日時点と6月1日時点の内定率の前年同時期との差を比べると、7月1日時点の方が小さくなっていましたから、調査によって本年も大きな差があるようです。

就活継続は 50.4%

現在、就職活動を継続中ですか、という質問に対して、

  • はい            50.4%
  • いいえ           45.5%
  • まだ就職活動をしていない    4.1%

という回答でした。

前年の同時期は、

  • はい            46.4%
  • いいえ           53.6%

でした。

前年よりは、就職活動継続中の割合が 4ポイント増えていますが、前月 63.1%に比べると 12.7ポイントの大幅な減少となっています。

この1ヵ月で就職活動を終了した就活生が増えているようです。

月ごとに就職活動継続中の割合を見ていくと、

  • 3月  74.8%(97.8%)
  • 4月  65.1%(86.7%)
  • 5月  66.1%(76.5%)
  • 6月  63.1%(69.2%)
  • 7月  50.4%(46.4%)

となっています。

( )内は前年同時期の割合です。

今年は東京オリンピック・パラリンピックが予定されていたこともあり、前年よりも早めに内定を獲得して就職活動を終了する就活生が多かったのです。

ただしコロナウイルス感染拡大に伴い、4月から6月まで就職活動継続中の割合がほぼ同じということで、この期間、就職活動が止まってしまったのがよくわかります。

この期間、就活生のみなさんは、不安な日々だったと思いますが、ようやく活動が再開でき、少しは前向きに就活に取組めるようになったのではないでしょうか。

まだ就活は続きます。

相性の5軸で、しっかりと企業を選びましょう。

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