9割以上の女性管理職がストレスを感じているという「管理職女性のストレス」に関する調査の結果を株式会社セルパワーが公表しました。
調査は、2019(令和元)年11月25日(月)~11月27日(水)の期間、30代以上の女性管理職を対象に、インターネットを活用して行われました。
回答者数は 791名でした。
約8割のビジネスパーソンがストレスを抱えている
以前のブログで、約8割のビジネスパーソンがストレスを抱えているという調査結果を紹介しました。
対象者が異なっており、また今回の質問は「日頃、イライラしたり、ストレスを感じたりすることがありますか」であり、以前に取り上げた調査の質問は「勤め先でストレスを感じているか」ですので、勤め先に限定しているかどうかという違いもありますので、単純には比較することはできません。
とはいえ、女性管理職もビジネスパーソンもかなりストレスを感じていることは間違いないでしょう。
ビジネスパーソンのストレスの原因は、
- 仕事の内容 34.6%
- 給与や福利厚生などの待遇面 31.8%
- 同僚との人間関係 27.3%
- 上司との人間関係 26.9%
- 仕事の量が多い 24.7%
でしたが、女性管理職の仕事に関するストレスの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
3人のうち2人が人間関係にストレスを感じている
仕事に関してストレスを感じる主な原因を尋ねると、
- 人間関係 63.7%
- 仕事の進捗やノルマ 16.9%
- 通勤 7.2%
- 残業 7.2%
- 持ち帰り仕事 3.3%
- その他 1.7%
でした。
圧倒的に人間関係にストレスを感じている人が多いようです。
以前のブログで、約半数の企業に女性管理職がいないこと、従業員に占める女性の割合に比べて、管理職に占める女性の割合がものすごく低いことを取り上げました。
まだまだ女性管理職は少数派のため、必要以上に人間関係に気を使ってしまい、ストレスを感じているのでしょう。
政府は「2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度にする」という目標を掲げていることも、以前のブログで紹介しています。
9割以上の女性管理職がストレスを感じ、人間関係で悩んでいるようでは、とても政府の目標は達成できないでしょう。
一人ひとりが、どうすれば女性が活躍できる社会・企業になるのか、真剣に考え、知恵を出し合い、行動しましょう。
それが幸せにつながるはずです。