約8割のビジネスパーソンがストレスを抱えているといいます。
過去3年間の調査で最高値となったようです。
大手生命保険会社であるチューリッヒ生命が、株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWebアンケート方式で調査を行っています。
調査は、アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20~59歳の有職者を対象に、2019(平成31)年4月4日~4月5日の2日間、行われました。
有効回答数は合計 1,000人、20代・30代・40代・50代の男女が各 125人でした。
勤め先でストレスを感じているのは 76.1%
勤め先でストレスを感じているかどうか、質問すると
- 非常にストレスを感じている 28.3%
- ややストレスを感じている 47.8%
- ほとんどストレスを感じていない 15.8%
- ストレスは感じていない 8.1%
という回答でした。
ストレスを感じている(「非常にストレスを感じている」、「ややストレスを感じている」と回答した人の合計)人が 76.1%、約8割の人がストレスを感じているということです。
ストレスの原因と感じていることは?
それでは、ストレスの原因になっていると感じていることを複数回答で尋ねると、
- 仕事の内容 34.6%
- 給与や福利厚生などの待遇面 31.8%
- 同僚との人間関係 27.3%
- 上司との人間関係 26.9%
- 仕事の量が多い 24.7%
でした。
今回、4位の上司との人間関係は、昨年は 38.9%、一昨年は 39.7%、2年続けて1位でした。
厚生労働省は企業にパワーハラスメント対策を義務付けたように、パワーハラスメントが社会問題として注目されたからでしょうか、上司との人間関係は大きく改善された可能性が感じられます。
また、今回は5位の仕事の量が多いは、一昨年は 28.8%で2位、昨年は 26.8%で4位と徐々に順位を下げています。
ストレスの原因は、この3年間で少し変わってきているようです。
約4割の人が大型連休にストレスを感じる!
今日で10連休という大型連休が終わる人も多いのではないでしょうか。
大型連休についてどう思うか、という質問に対して、
- とても嬉しい 25.2%
- 嬉しい 37.0%
- ストレスである 26.0%
- とてもストレスである 11.8%
という回答でした。
「ストレスである」と「とてもストレスである」と回答した人を合わせる約4割の人が大型連休にストレスを感じているのです。
10連休という同じ現実でも、嬉しいと感じる人もいれば、ストレスと感じる人もいるのです。
ストレスはその人の感じ方、捉え方、解釈によって生まれるということがわかるのではないでしょうか?
幸せも同じように、人の感じ方、主観的なものなのです。