資格取得を目指して勉強されている人は多いのではないでしょうか。合格率が一桁の資格から、80%以上の人が合格する資格まで難易度は様々です。
働きながら合格率が一桁の資格を取得するのは、なかなか大変だと思います。しかしながら、その資格を維持していくのも大変なのです。
取得後、特に何もする必要のない資格もたくさんあります。
試験に合格して登録した後、特に何もする必要のない私がもっている資格は以下のとおりです。
【更新が必要ない資格】
- 日商簿記検定(2級)
- 環境社会検定(eco検定)
- Excel表計算処理技能検定(1級)
- Accessビジネスデータベース技能検定(1級)
それとは別に、時間とお金をかけて更新しなければいけない資格もあります。
【更新が必要な資格】
- 社会保険労務士
- CFP(Certified Financial Planner)
- DC(Defined Contribution)プランナー
これらの資格で生計を立てているわけではありませんが、将来はわかりませんので、更新をしています。あらためて試験勉強をするのは大変なので…
資格の更新方法、費用はそれぞれ異なります。
CFP(Certified Financial Planner)を例にあげてみましょう。
CFPは継続教育が売りです!
CFPは日本FP協会が認定する、いわゆる民間資格ですが、資格取得後も更新するためには継続教育が必要になっています。
単位制になっており、CFPの場合は2年間で30単位が必要になります。
継続教育の単位取得方法は5つあります。
- 研修の受講
- 執筆
- 講師
- 協会が承認した「スタディグループ(SG)」の勉強会
- その他
私は、研修の受講の一つである、継続教育テストを2ヵ月に1回受けています。勉強が続くということですね。
資格を活かすためには、どうしたらいいのでしょうか?
佐藤留美氏は『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)の中で、資格を活かすためのアドバイスとして以下のポイントをあげられています。
- サラリーマン根性を捨てる
- 資格にこだわりすぎず、まずは就職を
- サラリーマンになったらサラリーマンになりきる
- 人がいない「空白地帯」を目指す
- できない仕事も引き受ける
- 顧客の話し相手になる
- 先輩を頼る
この本の中では、弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士といった国家資格を中心に書かれていますので、すべての資格にはあてはまらないかもしれません。
みなさんも、資格を取得した後のことも考えて、活用できそうな資格を取得してみてはいかがでしょうか。
くれぐれも資格マニアにはなりませんように。