新入社員の半数は、「職場の上司、同僚が残業していても、自分の仕事が終わったら帰る」といいます。
また3割の新入社員は、「職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間外はつきあいたくない」と思っているようです。
日本生産性本部が行った調査結果です。
以前のブログで、昨年の同じ調査の結果から、「働く意義」と「働き方」を取り上げました。
調査結果から、「ほどほどに働いて、自分の時間も確保できて、楽しく暮らせれば、それでいい」という意識が強いと書きました。
その傾向は、はっきりと今年の調査結果にも表れていました。
今回は、就労意識について取り上げます。
調査は、平成31年度新社会人研修に参加した企業の新入社員を対象に、2019(平成31)年3月11日~4月26日の期間、企業担当者を通じて調査票を配布し、行われました。
有効回収数は、 1,792人(男性 1,060人、女性 726人、無回答 6人)でした。
就労意識第1位は「社会や人から感謝される仕事がしたい」
就労意識の質問文に対し、「そう思う」から「そう思わない」までの4段階で聞き、「そう思う」あるいは「ややそう思う」という肯定的な回答の割合が高い順に並べると、
- 社会や人から感謝される仕事がしたい 93.9%
- 仕事を通じて人間関係を広げていきたい 92.5%
- ワークライフバランスに積極的に取り組む職場で働きたい 91.8%
- どこでも通用する専門技術を身につけたい 90.4%
- 高い役職につくために、少々の苦労はしても頑張る 81.5%
- これからの時代は終身雇用ではないので、会社に甘える生活はできない 78.2%
- 仕事を生きがいとしたい 70.3%
- 仕事をしていくうえで人間関係に不安を感じる 65.8%
- できれば地元(自宅から通える所)で働きたい 60.4%
- 職場の上司、同僚が残業していても、自分の仕事が終わったら帰る 49.4%
- 海外の勤務があれば行ってみたい 44.1%
- 仕事はお金を稼ぐための手段であって、面白いものではない 42.3%
- 面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない 42.0%
- いずれリストラされるのではないかと不安だ 41.0%
- 職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間外はつきあいたくない 30.1%
- いずれ会社が倒産したり破綻したりするのではないかと不安だ 25.3%
でした。
あなたは、働くことにどのような意識を持っていますか?