6月1日より面接解禁!就活も終盤??

2018(平成30)年5月28日の日本経済新聞朝刊に、「働く」というコラムが掲載されていました。

「内定ゼロでも焦らないで!」という副題があります。

これは、「6月1日の面接解禁日前に多くの就活生が内定している」ということを前提としています。

そうでないならば、「内定ゼロ」でも焦ることはありませんから。

本当に、そんなに内定しているの?

以前のブログで、もう4割の就活生が内定しているという記事を取り上げました。

これは就職情報大手ディスコが発表した5月1日時点の内定率でした。

この数字について、少し考えてみましょう。

割合ですので、必ず分母と分子があります。

分子は、内定をもらったと回答した就活生の数になるでしょう。分母である回答者には、何か共通する特徴があるでしょうか。

回答者は、どのような就活生?

回答者は、ディスコ キャリタス リサーチに「就職活動モニター」として登録している 1,197人(文系男子 363人、文系女子 372人、理系男子 303人、理系女子 159人)と公表されています。

※就職活動モニターは、2019(平成31)年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)が対象のようです。

わざわざ就職活動モニターとして登録し、アンケートに回答するのは、どのような就活生でしょうか?

どのような大学で、どのような学生生活を送られたのかは、わかりません。

ただし、わざわざ自ら登録し回答するぐらいですから、就職に対する問題意識はかなり高く、早くから就職活動をしている人が大多数でしょう。

就職活動をしていなければ、就職活動モニターの存在すら、知らないはずです。

就職活動に早くから取り組み、アンケートにも回答する熱心な就活生の4割が内定を獲得しているということです。

就職活動の取り組みは、個人差が非常に大きく、決して、全就活生の4割が内定しているわけではないのです。

現時点で内定がゼロであっても、何らあせる必要はありません。

自分と企業の相性をじっくりと見極めましょう!

これまでのブログの中で、大卒で就職希望者は全員就職できる「全就職」時代といわれているという話題を取り上げました。

また、就職希望者数を求人数(企業が採用したい人数)で除して算出する大卒求人倍率も取り上げました。

この2つの記事から言えることは、条件にこだわり過ぎないのならば、就職はできるということです。

そのような時代だからこそ、あせらず、じっくりと就職活動をして欲しいのです。

就職活動のうえで、いわゆるブラック企業の見分け方や、会社を選ぶ基準としての「相性の5軸」を取り上げました。

この時期に、一度、就職活動を振り返ってみましょう。

ゆっくりと振り返る時間を持つことをお薦めします。

それが、納得のできる就職活動につながります。

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