松下幸之助氏のいう素直な心とは?

以前のブログで、浅田すぐる氏の「発売日に直接学べる!浅田すぐる『ー超訳より超実践ー「紙1枚!」松下幸之助』刊行記念トーク&サイン会」に参加したことを取り上げました。

その中で、学んだことを活かすためにも、「松下幸之助氏の著作を読む」と書きました。

それから1ヵ月半の間で、次の5冊の著作を読んでみました。

  • 『素直な心になるために』(PHP文庫)
  • 『社員心得帳』(PHP文庫)
  • 『商売心得帳』(PHP文庫)
  • 『日に新たー成功する心の持ち方 育て方ー』(PHP研究所)
  • 『[新装版]人を活かす経営』(PHP研究所)

素直な心とは?

最初に手に取った『素直な心になるために』(PHP文庫)の中に、

素直な心とは、私心なくくもりのない心というか、一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心といえるでしょう。そういう心からは、物事の実相をつかむ力も生まれてくるのではないかと思います。だから、素直な心というものは、真理をつかむ働きのある心だと思います。物事の事実を見きわめて、それに適応していく心だと思うのです。

と書かれています。

何事にもとらわれず、自由自在に見方や考え方を変え、いろいろなことを学び、よりよい対処ができる心ということでしょう。

大自然は絶えず生成発展している!!

大自然では、日々、古きものが滅び、新しきものが生まれ、生成発展しています。

素直な心になって、大自然に従っていれば、うまくいく、と考えられたのです。

振り返ってみると、これがなかなか難しい。

どうしても、自分の感情や立場、地位や名誉等々にとらわれて素直になれない。

そのため、苦労だけが多くなり、思うような結果を得ることはできない。

というのが現実ではないでしょうか。

素直な心になるためには、どうすればいいのでしょうか?

素直な心になるために!

松下幸之助氏は、著作の中で、「素直な心を養うための実践10ヵ条」をあげられています。

その中のひとつとして、「自然と親しむ」ことがあります。

私心もなければ、とらわれもない、素直に物事が推移している自然の営みの中で、静かに自然の形を見、その動きを観察していくならば、しだいしだいに素直な心というものを肌で理解し、それをみずからの内に養っていくことができるようになる、といいます。

以前のブログで、神戸の須磨浦山上公園を訪れたことを書きました。主にカーレーターのことを取り上げましたが、桜の木々に親しむことができた素晴らしい一日でした。

あの感覚が、素直な心というものを肌で理解するということなのでしょう。

みなさんも、時間があるときには、ぜひ肌で素直に推移する自然を感じてください。

ものすごく、幸せを感じることができます。

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